手作り指輪コラム

結婚指輪を手作りする流れは?当日持って帰れるの?など疑問にお答えします

一生に一度のイベントである結婚。そんな特別な機会に用意する結婚指輪ですが、せっかくなら世界にたった一つの特別なものをと考える方は非常に多いです。

そこで選ばれるのが、自分たちで結婚指輪を手作りするという選択。世界にたった一つの結婚指輪と、それを自分たちで作る工程は、二人の新たな門出の素敵な思い出になること間違いなしです。

そこで今回は、結婚指輪を手作りする製法や作業の実際の流れなどについてお話しします。

他にも指輪を制作した当日に持って帰れるのか、来店する前に事前に確認しておくべきポイントなども解説するので、結婚指輪の手作りを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 

1.結婚指輪を手作りするってどういうこと?

結婚を考える段階で情報誌を買ったり、いろんなサイトを見ていると、

結婚指輪の人気ブランドランキングのような特集をよく見かけるでしょう。

結婚指輪は二人の一生を誓う約束を表すような存在で、特別なものです。

なので、憧れのブランドや、好きなデザインのものをずっと前から決めているかもしれませんが、

手作りするとこの世に一つしかない、より特別なものになります。

二人だけの特別なものを求めるなら断然手作りがおすすめです。

世界のどこを探しても同じものがない指輪はまさしく二人の存在を表すように唯一無二の存在です。

指輪を手作りするとなると、お互いの指輪を作り合うのが一般的で、

相手が自分のために一生懸命作ってくれた指輪はその分愛着が沸き大切にできるものです。

さらに、指輪を作る工程も後で振り返ったときに「こんなことしたね」と素敵な思い出になります。

指輪を作るなんて難しいんじゃないの?と思うかもしれませんが、

プロのスタッフがきちんと指導してくれるので、不器用でも心配する必要はありませんよ。

世界に一つだけの素敵な指輪を作りましょう。

 

2.当日持って帰ることもできる

結婚指輪を手作りするとなると、できた指輪はすぐに持って帰れるのかというのも気になるポイントだと思います。

結論から言うと持って帰れる所もあるし、持って帰れない所もあります。

というのも、指輪を手作りする手法は一つではなく、作る手法によって所要時間が変わり、

持って帰ることができるタイミングにも差が出てくるのです。

例えば、金属をそのまま削って形を整える手法の手作り結婚指輪なら

その日に持って帰れることがほとんどですが、自分たちで型を作って、

その型に職人さんが指輪の材料となるプラチナやゴールドを流し込んで作るという手法であれば、

受取はまた後日になる可能性が高いです。

選ぶ製法によって、当日持って帰れないことがあると覚えておいてください。

 

3.結婚指輪手作りを決めたら確認するべきポイント

結婚指輪を手作りすると決めたらいくつか確認しておくべきポイントがあります。

しっかり確認しておかないと、実際作るとなってから思い通りのデザインにできなかったり、

受け取りに思ったより時間が掛かってしまい、指輪を着けたい日に間に合わないなどの

トラブルの原因にもなるので、理想の結婚指輪を作れるようにしっかりと確認しておきましょう。

 

3-1.いつ受け取れるのか

結婚指輪を絶対に着けたい日があるのであれば、

作った指輪はいつ受け取れるのかは必ず確認しましょう。

女性であれば友達との集まりで見てもらいたかったりしますよね。

他にも結婚式に間に合うようにと考えるカップルもいるでしょう。

一生に一度の大事な結婚式という特別なイベントに、自分たちで作った指輪が用意できず、

代用品を使うなんてことになったら嫌ですよね。

必要な時に指輪がまだ手元にない!などという事態にならないためにも、

工房を選ぶ際にいつ受け取れるのかをしっかり確認しておきましょう。

万が一何かトラブルがあった際には、予定よりも少し遅くなってしまう可能性も考えられるので、

余裕を持って計画するといいでしょう。

 

3-2.受け取り方法は?

作った当日に持って帰ることができるのであれば、受け取りの方法は気にしなくても問題はないですが、

後日の受け取りとなった場合の受け取りにはどんな方法があるのかもきちんと確認しておきましょう。

具体的には、指輪の受け取りには自分たちで工房に来なくてはならないのか、郵送対応をしてくれるのか。

指輪のデザインや素材などにこだわって選ぶと、家から工房が遠いという場合も考えられます。

遠い工房で作ることになると、また受け取りのためだけに工房へ行くのがすこし面倒ですよね

ですので、郵送は使えるのか、自分たちで撮りに来なければならないのかなどの受け取り方法は

どうなっているのか事前にしっかり確認しておくのがおすすめです。

 

3-3.どんな方法で作るのか

一言に指輪を作ると言っても、方法は一つではありません。

金属の塊をバーナーで炙りながら柔らかくして形を整えていく方法や、

指輪の素材を流し込むための型をロウで作る方法があります。

バーナーで炙って、金属を整えていくと考えていたら、当日はロウを削るだけでなんだか物足りないと感じてしまったり、

逆に思っていたよりも工程が多くて、さっと終わると思っていたのに、

なんだか思っていたのと違うなということになりかねないので、手法も確認しておくのが安心です。

工程も思い出になる大切な要素です。しっかり確認しましょう。

 

3-4.どんなデザインが作れるのか

一生モノの指輪ですから、仕上がりのデザインも非常に重要ですよね。

シンプルに石を一つだけ埋めたものや、ねじりのデザインや、

金づちで表面を叩いてそれで残った跡をデザインとする槌目(つちめ)のものなど様々です。

槌目のような凝ったデザインのものを作りたいと考えてみても、

いざ行ってみたらシンプルなデザインしか作れないなんてなると残念ですよね。

他にも、石は何個まで入れられるのか、お互いの誕生石は入れられるのか、名前は入れられるのか、

日付は入れられるのか、ハートやダイヤなどのマークの刻印は可能かなど、

理想の指輪を作るために事前に工房に必ず確認しておきましょう。

自分が作りたいと思っていたのよりも、素敵なものも作れるかもしれないので

今まで工房で作られた指輪の写真を見せてもらうのもおすすめですよ。

 

3-5.どんなオプションがあるのか

手作りするとなると指輪づくりの工程そのものも大切な思い出になります。

工房によっては、二人が指輪づくりをしている様子を撮影して、

アルバムや動画にしてくれるなどのオプションを用意している所もあります。

自分たちは、指輪づくりを必死にしているので、その様子を写真や

動画に残すのは大変ですが、スタッフさんが撮影してくれるとなると安心して作業に没頭できます。

撮ってもらった写真や動画も後で見返したときに、きっと楽しい思い出になるでしょう。

他にも、指輪のケースなどもプレゼントしてくれる所があるので、

いろんな工房を見比べてみて自分たちがいいと思えるところを探してみてください。

 

3-6.メンテナンス方法
指輪をずっと綺麗な状態で保つには、メンテナンスが重要です。

布で磨いたりする自分でできるケアも大切ですが、

表面についてしまった細かい傷を取るなどの専門的なケアはプロにお任せしないと難しいでしょう。

工房によっては、そういったプロによるメンテナンスのサービスがあるところもあるので、

メンテナンスサービスがあるのか、どんなメンテナンスをしてくれるのか、

有効期限はあるのかなどは、自分たちで作った指輪をいつまでも綺麗な状態で保つために、チェックしておきましょう。

メンテナンスも郵送での対応があるのかなども必要であればチェックしましょう。

 

4.結婚指輪を作る手法はどんなものがあるの?

指輪を作る手法はひとつではないと先述しましたが、どんな手法があるのか詳しく説明していきます。

 

4-1.指輪本体を作る鍛造製法
鍛造製法とは、金属の塊を叩いたり、伸ばしたり、曲げたりすることで指輪を作る方法です。

その後やすりやへらなどを使って仕上げていきます。

指輪作りとワードを聞いてイメージするのは大体こちらの製法ではないでしょうか。

鍛造製法では、繊細なデザインを作るのは難しく、

シンプルなデザインの指輪を作るのに向いている方法です。

 

4-2.指輪の型を作るロストワックス製法

チューブワックスという、青や緑のロウの様な素材を切ったり削ったりすることで型を作る方法です。

作った型にプラチナやゴールドなどの金属を溶かしたものを流し込んで指輪を作ります。

指輪作りで体験できるのは、型を作るまでで金属を流し込む作業はプロにお任せするケースが多いです。

こちらの製法は、工程が多いため、数日~1か月くらいかけて出来上がるのが一般的とされているので、

当日に持って帰るのは少し難しいでしょう。

しかし、鍛造製法に比べて繊細なデザインの指輪を作ることができるので、

凝ったデザインの指輪を作りたい方はロストワックス製法がおすすめです。

 

5.結婚指輪手作りの流れ

指輪の製法を解説しましたが、ここからはそれぞれの製法の具体的な流れを解説します。

 

5-1.鍛造製法の作業工程
まずは、鍛造製法の作業工程を解説します。一般的に流れは以下のようになります。

①作りたいデザインや使う素材を決める

②金属を指輪の形に整える

③つなぎ目をバーナーで溶接する

④サイズを整える

⑤加工する

⑥刻印を入れる

作りたいデザインを決めれば、指のサイズにあった金属を指輪の形に整えます。そしてある程度整ったら、円になるように端をバーナーを使って炙り溶接します。

溶接して円になったら、指にぴったりはまるように形を整えるためにハンマーなどを使ってサイズを合わせます。

そして、希望の仕上がりになるよう鏡面加工や、つや加工、つや消し加工などを施し、最後に名前や日付などの刻印を入れるという流れです。

作るデザインや入れる刻印にもよりますが、だいたい2~3時間で作業は完了するでしょう。

初めから最後まで自分たちで作業するので、より愛着が湧きますし、作業工程自体もいい思い出になるでしょう。

5-2.ロストワックス製法の工程
続いては、ロストワックス製法の工程を解説します。一般的な流れは以下のようになります。

①作りたいデザインや使う素材を決める

②ワックスを削って指輪の形を作る

③ワックスを石膏に埋めて型を作る

④ワックスを溶かし、型を空洞にする

⑤型に金属を流し込む

⑥石膏を壊してリングを取り出す

⑦加工する

⑧刻印を入れる

最初は、鍛造製法と同様指輪のデザインや使う素材を決めます。

そして、ワックスを指輪の形に整えていきます。

そこから指輪の材料を流し込む型を作っていく作業なのですが、

ここからはプロ任せる工房がほとんどで、ロストワックス製法を選択した場合、

一般的には②のワックスを削って指輪の形を作るというところまでを自分でやることになります。

型はワックスを石膏で埋め立てて、石膏が完全に固まってから温めることでワックスだけを溶かし、

その空洞を利用して作ります。

そうして作った型に指輪を作る金属を流し込み固めるのです。

そして、取り出した指輪を希望のデザインにするために加工し、刻印も行います。

プロにお任せする作業が多いですが、ワックスを削って指輪の形を作るのにも、

デザインにはよりますが、2時間くらいかかるでしょう。

プロに任せる作業が多かったり、石膏が固まるのを待つ必要があるので指輪が

出来上がるまでの所要時間は鍛造製法に比べてかなり長くなってしまいますが、

鍛造製法デザインよりも凝ったものができるのがロストワックス製法の特徴です。

鍛造製法は最初から最後まで自分たちでできるので、より自分たちが作ったものという感覚がありますが、

ロストワックス製法は実際完成はそんな風になったのか後日受け取るのが楽しみになるはずです。

 

6.まとめ

いかがだったでしょうか。今回は結婚指輪を手作りする製法や実際の

流れなどについてお話しさせていただきました。

指輪が必ず手元にないと困る日がある方も、製法や工房によっては指輪を作った当日に持って帰ることも可能ですし、

こだわりたい方も作れるデザインも様々なので安心です。

一生モノの結婚指輪なので、理想の指輪を作れるようにきっちり下調べをして

この世にたった一つの二人だけの特別なものを作ってくださいね。

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