用語集
手作り結婚指輪や結婚指輪・婚約指輪に関する用語集のコラムです。
ジュエリーのことも書いてありますので、ご参考にぜひどうぞ。
指輪編
名称
エンゲージリング
婚約指輪のことです。婚約のしるしとして、通常、男性から女性に贈るものです。
マリッジリング(ちなみに英米ではウェディングリングと言います。)
結婚指輪のことです。結婚して夫婦として歩んで行く誓いをカタチにしたものです。
ピンキーリング
小指にはめるためだけに作られた特別な指輪のことをいいます。
一般的に恋愛成就の意味が強いかもしれませんがそれだけではなく、古くから小指にピンキーリングをはめていることで幸せになる、願いが叶うなどお守りとしても付けられていました。
指輪の部位の名前
それぞれ指輪の部位を、人間の体の部位で呼んでいます。
指輪のかたち
平打ち
外側が平らなもっともシンプルなカタチでシャープな印象なデザインです。
甲丸
外側が丸いカタチで断面がカマボコのようなカタチを甲丸といいます。
平打ちよりも優しい印象のあるデザインです。
平甲丸
平打ちと甲丸の中間のカタチを平甲丸といい、一番人気のデザインです。
素材編
地金
地金(じがね)とは
K18・プラチナ・ピンクゴールドなどのジュエリーに使われる貴金属のことです。
プラチナ
日本の結婚指輪で最も一般的な金属素材です。金や銀のように変色することがありません。
ただプラチナ100%だと柔らかすぎるので強度をだすためにプラチナ95%や90%、
残りをパラジウムやルテニウムなどの合金にして使用されるのが一般的です。
AIGISでは90%プラチナのPt900を使用しております。
K18(18金)
金もプラチナと同様に100%ではジュエリーにするには柔らかすぎるので
合金にして使用することがほとんどです。
金は24分率で表されK24が100%金でK18は18/24、つまり75%が金ということです。
残りの25%の金属の割合で地金の色を変えています。
K18イエローゴールド
金と聞いて一番最初に想像されるであろう黄色い色合いの地金です。
75%を金、残りの25%が銀と銅で出来ています。
K18ピンクゴールド
イエローゴールドより残りの25%の銅の割合を多くしてピンク色を出した地金で、
日本人の肌の色に馴染みやすく女性に人気のある地金です。
K18ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは残りの25%にパラジウムなどを加え色を白っぽくしています。
しかし、そのままでは薄い黄色みを帯びているのでロジウムのコーティングをかけて、より白い色にします。
コーティングは継続して使用していると落ちてきてホワイトゴールドの色が出てきてしまうので、日常的に使う結婚指輪には
プラチナをオススメさせていただいております。
加工について
つや消し
その名の通り、指輪などのジュエリーのつやを消して落ち着いた風合いにする加工方法。つや消しの種類によって表情も変わってきます。
サテン仕上げ
つや消し加工のうちのひとつ。サテン生地のような光沢となめらかさを職人の手作業でジュエリーに表現します。落ち着いて上品な風合いに仕上がります。
タガネ彫り
タガネという道具を使って指輪の表面を彫り、模様をつける加工方法。人気の唐草模様はタガネを使って模様を手彫りします。AIGISでは職人が彫るので綺麗なしあがりです。
ハンマー仕上げ
槌目(つちめ)とも言います。ハンマーで表面を叩いて仕上げること。叩く人によって違った模様になるので味や個性がでておもしろい。
ホーニング加工
いぶしたように仕上げる加工方法。渋い雰囲気にしたいならオススメ。
マット加工
つや消しの一種。落ち着いた雰囲気に仕上がります。
ミル打ち
ミルグレインとも呼ばれ、千の粒の意味を持ちます。職人の手作業で打たれた丸い粒はかわいらしく、アンティーク調デザインになるので人気です。上下に入れたり斜めにいれたり、アレンジは自在にできます。
梨地仕上げ
つや消しの一種。フルーツの梨の表面のような仕上りになるので、梨地仕上げと呼んでいます。
表面仕上げ
指輪の表面を仕上げること。指輪の顔とも言える部分なので職人技の見せどころ。
ダイヤモンドについて
ダイヤモンド
世界で一番硬く、輝く宝石。その変わらぬ美しさから永遠の象徴として人々に愛されてきました。4Cはもちろんですが、自分がきれいだなと思ったダイヤモンドを選ぶといいです。4月の誕生石です
4Cについて
4Cとは、カラット(重さ)・カラー(色)・クラリティ(内包物)・カット(プロポーションの美しさ)の頭文字をとりそう呼ばれています。4Cを基準にダイヤモンドを評価し、レポートしたものが鑑定書です。
以下が4Cの内容の詳しい説明です。
カラー
Dから始まるダイヤモンドの色味の評価。Zに近くなるほどイエローダイヤモンドになる。
婚約指輪に使われるダイヤモンドは、透明度が重視されるのでD・E・Fまでのカラーのダイヤモンドが使われることが一般的です。
クラリティ
ダイヤモンドの中に含まれている内包物のレベルを定義つけたもの。ダイヤモンドの透明度や透澄度のグレードです。
カラット
宝石の重さのこと。ダイヤモンド以外でも使われる単位です。1ct=0.2g
カット
鑑定書の項目で前述した4Cのうちのひとつ。原石を見極めたカッターが、ダイヤモンドの大きさをなるべく残しながら、ダイヤモンドの美しさを最大限引き出すように切り出していく。カットは唯一、人間がダイヤモンドの美しさに手を加えられる部分。
エクセレントカット
ダイヤモンドの4Cのうちのカットの項目の最高級グレード。カットは人間が唯一関与できる美しさの要素です。カットのプロポーションや角度が理にかなったものでなければダイヤモンドは輝きを最高度に発揮することはできません。一生に一度の婚約指輪にはぜひ最高のエクセレントカットのダイヤモンドをお選びくださいませ。
トリプルエクセレント
カットの総合評価・研磨の仕上げ・ダイヤモンドの対称性の3つの項目全てにおいて「Excellent」の評価を得たダイヤモンドに与えられる。3EXとも表記され、ずばぬけた美しさをもつ。
ピンクダイヤ
さくら色をしていてかわいく、ダイヤモンドの輝きももっているので結婚指輪のワンポイントにいれる方が多いです。なぜピンク色になるのかはまだ解明されていない、ミステリアスで美しい宝石です。
ファンシーカラーダイヤモンド
ダイヤモンドの4Cで評価されるカラーのZ以下のダイヤモンドはファンシーカラーに分類される。繊細で淡い色合いもまた美しいです。ピンク、レッド、ブルー、パープルなどの希少性の極端に高い天然ダイヤモンドもファンシーカラーに分類されます。
パヴェ
小さなメレダイヤモンドをしきつめたデザインのこと。細やかなダイヤモンドの輝きは上品で美しい。
エタニティリング
結婚記念日や子供が生まれた記念に夫から妻へ贈られるリングです。永遠に変わらない気持ちを表すためリングの全周に途切れることなく同じサイズ、同じカットのダイヤモンドを留めています。「フルエタニティ」と呼ぶことが多いです。フルエタニティはサイズ直しが難しいので、サイズに不安のある方は「ハーフエタニティ」と呼ばれる、ダイヤモンドが半周入ったリングがおすすめです。
手作り結婚指輪について
鍛造(たんぞう)
地金を叩いて鍛えて頑丈にすること。金属の中の密度が高くなり頑丈になる。柔らかいプラチナも硬く変形しにくくなります。
当日の持ち帰りができる作り方です。
槌目(つちめ)
指輪の表面につけられる模様の名前。ハンマーで叩いて付けます。手作り結婚指輪・手作りペアリングでは自分で叩いて好きなようのに模様が入れられます。叩いていくうちに模様ができてきて面白いですよ。
ダイヤモンドダスト加工
当日持ち帰りできる、手作り結婚指輪にいれられるテクスチャーアレンジの一つ。天の川のようなきらめきをもつので、ミルキーウェイとも呼ばれています。AIGISで人気のテクスチャーアレンジです。
金床
「かなどこ」と読みます。貴金属を金づちや木槌で打つ時に使用します。手作り結婚指輪では、鍛造コースの時に使います。棒状の金属に、金の種類である金性を打刻するときに使います。意外と重たい、小さな道具です。
ワックス
ろう材のことです。ちくわのような棒状をしており、こちから切り出して指輪の原形を作っていきます。
デザインにこだわりながら手作り結婚指輪を作りたい方へは、ワックスでの手作り結婚指輪をご提案しております。
ろう材なのでやわらかく、楽しく削ることができます。
その他ジュエリー用語集
一文字(いちもんじ)
まっすぐ横一列に宝石が並んだリング。使われる宝石の数は奇数
バケットカット
縦ながの台形にカットされたダイヤモンドの名前。一般的なブリリアントカットとは違い、エレガントな輝きをもつ
ハートシェイプ
ハートの形にカットされた宝石のこと。ジュエリーで使われるハートは何歳になってもかわいらしさを忘れないための大切なアイテム。
爪留め(つめどめ)
貴金属でできた爪で宝石を抑えて留める留め方。立爪リングは6本の爪で留まった爪留めの指輪です。
立爪
6本の爪で1つの宝石を支えたリング。一番王道な婚約指輪の形です。
石留め
宝石を石座に留めること。爪留め・ふくりん留め・彫り留めなど色々な留め方があります。留め方によって宝石や指輪の印象がガラッと変わります。枠そのものや宝石をより美しく見せる所が職人の腕のみせどころです。
石座
宝石が留まる台座のこと。婚約指輪でいうとダイヤモンドが留まっているところ。ベゼルやシャトンとも呼ばれます。最近ではデザインが豊富で、指輪や宝石の印象を左右します。
貴石
ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドの四大宝石のこと。これ以外は半貴石と呼ばれる。
鑑定士
宝石の鑑定・鑑別を行う人。宝石を見極めるプロフェッショナルであり、その審美眼により宝石の価値を左右する。2名いれば、鑑定、鑑別書を発行することができる。
鑑別書
ダイヤモンド以外の宝石につく、宝石の種類を特定したレポートです。科学的根拠を元に判断を下して鑑別書に記載します。アイギスの運営会社ジュエルはまには鑑定士が2名おり、自社でも鑑別書を発行することができます。
モース硬度
宝石の硬さを10段階で示したもの。モース硬度10はダイヤモンドで最も硬い。サファイアやルビーのモース硬度は9なので日常使いもしやすい宝石です。
エンハンスメント
天然宝石が本来もつ性質を最大限に引き出すため、加熱処理などを行なって、宝石の魅力を引き出す工程。
採掘されることなく自然界により長く存在していれば受けたであろう影響を反映させて行う。