プロに聞いてみた!結婚指輪の表面仕上げってどうやって仕上げているの?
結婚指輪のデザインを選ぶ際に、リングの表面仕上げにこだわりたいという方も多いのではないでしょうか。
今回は、それぞれどのような道具や方法で仕上げをしているのかと、これまでにお客様が手作りされた結婚指輪の中から表面仕上げをデザインに取り入れた作品をご紹介いたします。
人気の表面仕上げ
結婚指輪の仕上げはピカピカに磨き上げた“鏡面仕上げ(テリ)”が一般的ですが、ツヤ消し仕上げの“ホーニング”や“サテンブラシ仕上げ”も人気があります。
その他にも、表面をスジ目に仕上げる“ヘアライン仕上げ”や“スジヤスリ仕上げ”、細かくキラキラと輝く“ダイヤモンドダスト仕上げ”などをご用意しております。
目次
鏡面仕上げ(テリ)
まず、鋳造から上がってきたばかりの指輪の表面はまだザラザラとしています。
それをリューターという回転工具で、荒い紙ヤスリのポイントから徐々にシリコンゴム、フェルト、布といった細かいポイントに変えて研磨剤を付けて磨いてピカピカに光らせます。

↑リューター
ホーニング
まずは鏡面仕上げと同じように光らせる手前まで磨き、それから細かい硝子のビーズを圧縮した空気で吹き付けてツヤ消しにします。部分的にツヤ消しにする場合はその部分をマスキング(テープやマスキング剤で覆うこと)してホーニングをかけます。

↑ホーニングもしくはサンドブラスターという機械です。
中についているゴム手袋に手を入れて指輪をつかみ、蓋をして圧縮した空気でガラスビーズを吹き付けてホーニング仕上げにします。
サテンブラシ・ヘアライン・スジヤスリ
これらのスジ目状の仕上げは専用のポイントをリューターにつけてスジ目を付けたり、専用の工具で手作業によってスジ目を付けたりします。

↑スジ目を付けるための専用の特殊なヤスリです。
スジを付けたい方向にヤスリを1方向にかけます。

↑ヘアラインのスジを付ける専用のタガネです。
ダイヤバー・ハンドバー・ダイヤモンドダスト
細かくキラキラと輝く仕上げは、先端に細かいダイヤモンドが塗されたポイントをリューターに付けたり、手でコロコロ押し当たりして表面にテクスチャを付けます。
ダイヤモンドダスト仕上げはダイヤモンドのお尻の方の尖った部分を専用の電動工具で細かい振動を加えて指輪の表面を無数に叩いて仕上げます。

↑ダイヤバー(ダイヤモンドポイント)とリューター。

↑エングレーバーという振動工具。
ダイヤモンドダスト仕上げに使います。
作品紹介
鏡面&ダイヤモンドダスト
ベースを鏡面仕上げにして、ダイヤモンドダスト仕上げの2本のラインを、指輪を重ねた時に繋がるように入れました。
槌目&ホーニング
人気の槌目調のデザインをホーニング仕上げにしてさらに渋い印象の指輪になりました。
サテンブラシ
ホーニングに似ていますが、細かいスジ目状の仕上げのサテンブラシ仕上げ。
タガネ柄彫り&ホーニング
光っているタガネの柄彫りがホーニングをかけることによって、より一層際立ちます。
おわりに
表面仕上げによって指輪の印象は全く変わります。
お二人だけのオリジナルの仕上げの組み合わせで『世界にひとつだけの結婚指輪』に仕上げてくださいね。
ご来店、ご相談はお気軽にどうぞ!ご予約お待ちしております(^O^)
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手作り結婚指輪のAIGISでは、たくさんのサンプルをご用意し、
お客様のイメージを形にするお手伝いをしております。
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