結婚指輪の「手作りキット」と「工房制作」を徹底比較！ あなたに合うのはどちら？

結婚指輪を手作りしたい！だけど「手作りキット」と「工房制作」で迷っている……そんな方もいらっしゃるでしょう。このコラムでは、 結婚指輪の「手作りキット」と「工房制作」を徹底比較。これを読むことで、「どちらを選ぶのがお二人にとってベストか」を判断しやすくなります。

結婚指輪の「手作りキット」「工房制作」とは？

はじめに、結婚指輪の「手作りキット」と「工房制作」のそれぞれの内容について整理していきましょう。まず、結婚指輪には、以下の4種類があります。
フルオーダー
セミオーダー
既製品
手作り品
「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、フルオーダー、セミオーダー、既製品にかかる平均的なご予算は25〜29万円程度（ペア）です。フルオーダーの指輪は高い、それに比べると既製品の指輪は安いというイメージがあるかもしれません。でも実際には、どれを選んでも、20万円代半ばから後半の少なくないご予算が平均的にかかります。

後ほどくわしくお話ししますが、4つ目の選択肢である「手作りの結婚指輪」なら予算を抑えやすいです。ただ一口に「手作りの結婚指輪」といっても、「工房で制作するもの」と「手作りキットで制作するもの」に分かれます。両者には以下のような違いがあります。

工房で制作する結婚指輪

お二人で工房を訪れて結婚指輪を手作りします。制作方法は、金属を木槌で叩いて形を整えていく「鍛造（たんぞう）制作」や指輪の原型となるロウをヤスリで削る「ワックス制作」などがあります。ご要望があれば、職人やジュエリーデザイナーなどのサポートも受けられます。
*制作方法は工房によって異なります。

手作りキットで制作する結婚指輪

自宅に届いた手作りキットで結婚指輪を作ります。キットの中には、指輪の原型となる金属、芯棒、木槌、やすりなど指輪づくりに必要なものが入っています（付属内容は作り方によって違います）。工房で制作する場合と同様、「鍛造制作」と「ワックス制作」などがあります。

結婚指輪を手作りキットで制作する流れは？

次に、 手作りキットによる結婚指輪制作の流れを見てみましょう。ここでは「鍛造（たんぞう）制作」 「ワックス制作」の2パターンの流れを確認します。

*AIGISでは指輪の手作りキットのサービスを行なっていません。 ここでご紹介するのは、あくまでも一般的な制作の流れです。

鍛造制作の「結婚指輪の手作りキット」の流れ

1.指輪のサイズを確認する
指輪のサイズがわからない場合は、リングサイズゲージを取り寄せ、サイズを測ります。

2. 木槌で叩いて指輪を加工する
結婚指輪の手作りキットが自宅に届きます。指輪のもとになる金属のリングを芯棒に通して、木槌で叩いていきます。

3.手作り結婚指輪が完成！
金属のリング真円になってきたら結婚指輪の完成です。

ワックス制作の「結婚指輪の手作りキット」の流れ

1.指輪のサイズを確認する
指輪のサイズがわからない場合は、リングサイズゲージを取り寄せ、サイズを測ります。

2.手作りキットの配送・制作
結婚指輪の手作りキットが自宅に届きます。解説資料や動画を参考にしながら、指輪の原型となるロウをヤスリで削ります。

3.職人による仕上げ
結婚指輪の原型を返送、それをもとに職人が結婚指輪の型を取り、金属を流し込んでいきます。ご要望に合わせて、表面仕上げ・ストーンの埋め込み・刻印などの加工ができます。

4.手作り結婚指輪が到着！
完成した結婚指輪がご指定の住所に送付されます。

なお、手作り結婚指輪の「工房での制作の流れ」については下記ページをご参照ください。

・鍛造制作についてはこちら
・ワックス制作についてはこちら
*AIGIS公式サイト内のリンク

結婚指輪の手作りキットのご予算の目安は？

結婚指輪の手作りキットのご予算は、素材・制作方法・加工などによってケースバイケースです。一例では、指輪の素材にプラチナなどを使った場合の手作りキットのご予算は次のとおりです。

A社：ペアで約6万5,000万円〜
B社：ペアで約15万 5,000円〜

上記のように、一口に結婚指輪の手作りキットといっても、ご予算はかなり違います。また、結婚指輪の手作りキットはご予算が安くて済むというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、工房で手作りするよりもやや割安、または同じくらいのようです。

ご参考までに、手作り工房のAIGISで結婚指輪を制作した場合のご予算（ペア）は次のとおりです。

・鍛造制作：ペアで8万円〜
・ワックス制作：ペアで13万8,000円〜

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結婚指輪の手作りキットの3つのメリット

工房制作と比較した場合、結婚指輪の手作りキットには、以下のようなメリットがあります。

メリット1：デザイン費がかからない

同じ手作りの結婚指輪でも、工房所属のジュエリーデザイナーに形状制作を依頼した場合はデザイン費がかかります（*）。これに対して、結婚指輪の手作りキットなら、お二人で形状を決めて作っていくためデザイン費がかかりません。
*ただし、工房制作の場合でも、お二人で形状を決める場合はデザイン費がかかりません。

メリット2：来店しなくても制作できる

手作り結婚指輪を工房で制作する場合は、予約した日時に来店しなければなりません。 一方、手作りキットなら、お二人の都合がよいタイミングで、ご自宅で結婚指輪を作ることができます。

メリット3：お二人のペースで制作できる

結婚指輪の手作りキットは、ご自宅でマイペースで制作が進められるという魅力もあります。「いつまでに作らないといけない！」とプレッシャーを感じることもありません。

結婚指輪の手作りキットの3つのデメリット

逆に、結婚指輪の手作りキットには、工房制作と比較して以下のようなデメリットがあります。メリットとデメリットの両方を踏まえた上で、「本当に私たちに合うのはどちらか」を見極めましょう。

デメリット1：その場でフォローしてもらえない

手作り結婚指輪を工房で制作する場合は、スタッフが近くにいるので失敗しそうになってもすぐ修正してもらえます。 しかし、手作りキットだと、失敗しそうになってもフォローしてもらえません。最悪、作り直しになってしまう可能性もあります。

デメリット 2：指輪が完成するまでの期間が長い

結婚指輪の手作りキットを選んだ場合、完成までにどれくらいの期間がかかるかは、サービスによって違います。一例では、指輪の原型となるロウを返送後、それをもとに職人が加工をする期間の目安は約1カ月半です。これに手作りキットの発送・返送などの期間をプラスすると、数カ月程度の制作期間を見ておくのが無難かもしれません。

デメリット3：最終的な料金が分かりづらい

ロウを削って結婚指輪の原型を作るパターンでは、原型によって使う金属の量が違ってきます。そのため、でき上がった原型を返送してみないと「最終的なご予算が確定しない」ということもあります。

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結婚指輪の「手作りキット」と「工房制作」 あなたに合うのはどちら？

ここまで、結婚指輪の「手作りキット」と「工房制作」を比較してきました。その内容を踏まえて、手作りキットと工房制作それぞれに合うタイプをまとめてみました。お二人はどちらに当てはまるでしょうか？

結婚指輪の「手作りキット」と相性がよい人は……

・大都市から離れたエリアに住む方
・ご病気などの事情があって工房に行けない方
・お二人のペースでゆっくり制作したい方
・失敗しても味わいと考えられる方

結婚指輪の「工房制作」と相性がよい人は……

・プロのアドバイスを受けながら制作していきたい方
・限られた時間で完成度の高い結婚指輪を作りたい方
・スタッフ、ジュエリーデザイナー、職人などのプロにフォローしてもらいたい方
・結婚指輪作りでゼッタイ失敗したくないとお考えの方

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まとめ：AIGISなら「手作りキット」に近いご予算で結婚指輪を工房で作れる！

このコラムでは結婚指輪の「手作りキット」と「工房制作」を比較してきました。その要点を振り返ってみましょう。

一口に結婚指輪の手作りキットといっても 「鍛造（たんぞう）制作」と「ワックス制作」ではご予算や制作の流れが違います。
結婚指輪の手作りキットだと、ご予算が少なくて済むというイメージがあるかもしれませんが、実際には工房制作と近いご予算のケースもあります。
（工房制作と比較した場合の）結婚指輪の手作りキットのメリットには、「デザイン費がかからない」「来店しなくても制作できる」「お二人のペースで制作できる」などがあります。
結婚指輪の手作りキットのデメリットには、「その場でフォローしてもらえない」「完成するまでの期間が長い」「最終的な料金が分かりづらい」などがあります。

結婚指輪の手作りキットには、来店しなくても制作できるという大きなメリットがあります。ただ、結婚指輪は言うまでもなく一生モノですので失敗できません。「どうしても工房に足を運べない！」などのご事情がないのであれば、工房での制作をおすすめします。

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