指輪ワックス原型の作り方10ステップ 初心者でもわかる動画でも解説
こちらの記事では、ワックスコースで行う『ロストワックス製法』をご紹介いたします。
ロストワックス製法とはロウソクのロウのようなワックスという素材を切ったり削ったりして、指輪のワックス原型を制作し、それを型どりした型に溶かした金属を流し込んで作る方法です。
金属を直接加工するより切削をしやすいので、流線的なデザインや彫刻などをしやすいです。
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そんな方に向けて手作り結婚指輪製作の流れ、各工程のコツやポイントをご紹介します(^O^)
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手作り結婚指輪|ワックス原型制作の基本工程とポイント
ここでは、ロストワックス製法による結婚指輪の原型作りについて、初心者の方にもわかりやすく基本の工程とポイントをご紹介します。
作り方の流れを把握しておくことで、初めてでも安心して制作に取り組めますよ。
STEP1:ワックスに指輪の幅の印をつける
AIGISの手作り結婚指輪(ワックスコース)では、ワックスというロウソクのロウのような材料を使って結婚指輪の原型を制作していただきます。
まず、コンパスを使い、指輪の幅に合わせて筒状のワックスに印を付けます。
ポイント:
- コンパスは鉛筆のように短く持ちましょう。そうすると安定して線を引けます。
- コンパスを動かすのではなく、ワックスを回しましょう。ぶれずにまっすぐ線を引けます。
STEP2:印に沿ってワックスをカットする
ノコギリを使って、STEP1で引いた線を目安にワックスをカットします。
ポイント:
- 線の内側に入らないようにまっすぐ切りましょう。
- ノコギリは水平に長く引いて切りましょう。
STEP3:リーマーで内径を削りサイズを調整する
リーマーという道具をワックスの輪に入れ、回しながら内側を削ってサイズを合わせます。
ポイント:
- 削りすぎに注意!サイズは大きくはできますが小さくはできないので、サイズが合ってきたらこまめに測って慎重にサイズを合わせましょう。
- ワックスにリーマーを押し込みすぎると引っかかってしまいます。無理に回すと指輪の内側が六角形に削れてしまうので、軽く入れて優しく回しましょう。
STEP4:ワックスに指輪の厚みをマーキングする
厚みに合わせたコンパスを指輪の内側にかけて、線を引きます。
ポイント:
- コンパスで指輪の内側を傷付けないように気をつけましょう。
- コンパスを動かすのではなく、ワックスを回して線を引きましょう。
STEP5:マーキング外側を糸ノコで切り出す
STEP4で引いた線の外側を糸ノコでカットします。
ポイント:
線の内側に入らないことが最も重要です。1mmくらい余裕を持って線の外側をカットしましょう。
STEP6:ヤスリで指輪の厚みを整える
糸ノコでカットした部分をヤスリで削っていきます。
ヤスリに人差し指を当てて持ち、台の板に垂直にヤスリをあててSTEP4でつけた線まで削ります。
始めは荒いヤスリを使い、線に近づいてきたら細かいヤスリに変えて削ります。
ポイント:
- 削りすぎに注意!荒いヤスリは非常によく削れるので、線を越えないように気をつけましょう。
- ヤスリを指輪のカーブに合わせて動かすと滑らかに削れます。
- ヤスリは長く動かして使うと楽に削れます。
STEP7:幅をヤスリで均一に仕上げる
改めて指輪の幅に合わせて線を引き、大きいヤスリを使って線まで削ります。
ポイント:
均等に削れるようにヤスリをかけましょう。どこか一方に力がかかってしまうと、そこが多く削れてしまうので、全体に均等に力を加えます。
STEP8:角を落として形を整える
平打ちという平らなデザインでしたらSTEP7でカタチは完成です。
STEP8では甲丸や平甲丸という丸みのあるデザインのカタチを作っていきます。
ヤスリをあえて板にナナメに当てて指輪の角を落とします。
ポイント:
指輪の断面が左右対称にきれいなカタチになるように調整して削ります。
デザインの選び方についてもっと知りたい方は、こちらの記事も参考になります:
結婚指輪の「形」の選び方をプロが解説【後悔しない5つのポイント】
STEP9:紙ヤスリで角を滑らかに仕上げる
STEP8で削ったあとに残った角を滑らかな曲面になるように紙ヤスリで削っていきます。
ポイント:
この段階になると指輪もだいぶ細くなっているので、あまり力が加わると折れてしまうこともあります。
優しく扱いましょう。
STEP10:ワックス原型完成後の仕上げ工程
完成したワックス原型は石膏で型どりをして、その型に溶かしたプラチナや金を流し込むと実際の金属の指輪になります。
そこから職人が磨きや石留めなどの加工を施し、指輪が完成します。
まとめ|ワックス制作で理想の結婚指輪を手作りしよう
いかがでしたか?
今回は手作り結婚指輪の流れ、各工程のコツやポイントをご紹介しました。
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よくある質問
Q1. ロストワックス製法とはどんな方法ですか?
ロストワックス製法とは、ロウのようなワックス素材でジュエリーの原型を作り、その原型を石膏で型取りした後、高温でワックスを溶かして空洞を作り、そこに金属を流し込んで指輪を成形する伝統的な鋳造技法です。
細かい装飾や立体的なデザインに向いており、世界中の職人が使用する技術でもあります。
自由度が高く、手作りならではの温かみのある仕上がりが魅力です。
Q2. ワックス原型の制作は初心者でもできますか?
はい、初心者の方でも問題なく制作に取り組めます。
専用の道具と手順に沿って進めるため、難しい技術や知識は不要です。
AIGISではスタッフがひとつひとつ丁寧に説明しながらサポートするので、不安な方も安心して制作できます。
むしろ「初めてだけど夢中になった!」という声も多く、記念に残る体験としてご好評いただいています。
Q3. ワックスの原型を作成するのにかかる時間は?
制作時間はおおよそ3〜4時間程度が目安となります。
指輪のデザインやカップルでの制作スタイルによって前後しますが、当日はゆったりとしたペースで楽しめるよう時間に余裕を持って設定されています。
工程ごとに丁寧に仕上げていくので、集中して作業すれば達成感もひとしおです。また実際の指輪の納品までは約1.5~2ヶ月ほどかかります。
Q4. カップルでできますか?
もちろんカップルでの参加が可能です。
AIGISでは「お互いの指輪を作り合う」という体験が特に人気で、結婚準備や記念日のイベントとして多くのお客様に選ばれています。
2人で協力しながら作ることで、絆がさらに深まるだけでなく、世界にひとつだけのペアリングが思い出と一緒に完成します。