手作り指輪コラム

みんなはペアリングをどの指につけている?AIGIS独自データから「つけるべき指」を解説

みんなはペアリングをどの指につけている?AIGIS独自データから「つけるべき指」を解説

ペアリングはどの指につけるべき?

「ペアリングをつける指は決まっているの?」

「みんなペアリングをどの指につけているか知りたい」

このように考えている方も多いでしょう。

 

皆さんは、ペアリングをどの指につけていますか?

ペアリングをつくりたい、つくってみたものの、どの指につけるべきなのか、迷っているという方も実はいらっしゃるのではないでしょうか?

ペアリングをつくった他のカップルは、一体どの手のどの指にペアリングをつけているものなのでしょう?

 

今回、当「AIGIS編集部」が独自に収集したデータを基に、日本人のペアリングの着用傾向を詳しく調査してみました。

この記事では、男女別・年代別でペアリングをどの指につける傾向があるのか、また、その理由について深掘りしていきます。

ぜひペアリング選びの参考にしてくださいね。

 

 

この記事のポイント!

  • ペアリングは「右手の薬指」につけている人が70%と圧倒的
  • つづいて「左手の薬指」が全体の7%ほど、その他の指は非常に少ない
  • スタイルの変化によって、これら以外の指につける人は少しずつ増えている!

AIGIS独自データからわかった「ペアリングをつける指」の傾向

AIGISは、東京・表参道と千葉で手作りペアリングサービスを手掛ける指輪工房です。

今回は、これまでAIGISで手作りペアリングをお作りいただいた1211名の方に、どの指にペアリングをつけるか、アンケートを取りました。

 

結論としては、ペアリングは「右手の薬指」につけるお客様が、圧倒的に多くいらっしゃいました。

そのデータがこちらの通りです。

左手のどの指にペアリングをつけているか

つける指 人数 %
親指(左) 0人 0%
人差し指(左) 52人 4.29%
中指(左) 21人 1.73%
薬指(左) 95人 7.84%
小指(左) 21人 1.73%

右手のどの指にペアリングをつけているか

つける指 人数 %
親指(右) 0人 0%
人差し指(右) 53人 4.38%
中指(右) 25人 2.06%
薬指(右) 924人 76.3%
小指(右) 20人 1.65%

これらのデータを分析してわかること

上記のデータを分析してみると、右手の薬指につける方が圧倒的多数であることがわかります。

 

「ペアリングは左手の薬指につけている人が多いのでは?」と思っていた方も多いのではないでしょうか?

しかし、実際に調査をしてみると、右手の薬指につけている方が圧倒的です。

世間的にも、結婚指輪の場合は左手に、ペアリングの場合は右手につけるのが一般的となっていますので、AIGISのお客様も、そのとおりにつけられている方が大多数のようです。

  • 結婚指輪:左手の薬指
  • ペアリング:右手の薬指

 

筆者が担当したお客様の中でも、ペアリングは結婚指輪とは別物として考えて、右手につけているカップルの方も多く見られました。

調査結果によると、同じ薬指でも右手と左手では約70%もの差があり、多くの方が右手の薬指にペアリングをつけているようです。

これら以外の指につけている方も見られましたが、右手と左手の人差し指が約4%、右手中指が2%と、まだまだかなり少ない割合であることは事実です。

ペアリングをつける指が人によって分かれる理由

AIGIS 指輪サイズの測り方

とはいえ、ペアリングをつける指は別に決まっているわけではなく、本来は自由なものです。

指輪はつける手・つける指ごとに意味合いが変わってくることもあり、これらの意味合いやジンクスなどを考えて、自分の好きな指につけるというお客様もいらっしゃいます。

左手薬指を選ぶ理由

  • 伝統的・一般的:「結婚指輪は左手薬指」という認識が広く浸透しているため。
  • 西洋文化の影響:欧米の結婚指輪文化が日本に浸透したため。
  • 心臓に近い:左手薬指には心臓につながる血管があるという説があるため。
  • 仕事への支障が少ない:右利きの人が多いため、左手の方が仕事の邪魔にならない。
  • 個性を出したいから:一般的でない選択をすることで、個性を表現したい。

右手薬指を選ぶ理由

  • 文化的背景:一部のヨーロッパ諸国では右手薬指が一般的なため。
  • 左利きだから:左利きの人は右手の方が仕事の邪魔にならない。
  • 宗教的理由:一部の宗教では右手を重視するため。

中指を選ぶ理由

  • デザイン性:手の中心にあるため、見栄えが良い。
  • サイズの問題:薬指が細すぎる、または太すぎる場合の代替案として。
  • 個性を出したいから:一般的でない選択をすることで、個性を表現したい。
  • ファッション性:他のリングとのコーディネートがしやすい。

その他の指を選ぶ理由

  • 人差し指:リーダーシップや自信の象徴として。
  • 小指:洗練された印象や繊細さを表現したい場合。
  • 親指:大胆さや個性を強調したい場合。

ペアリングのつけ方の変化と今後の傾向

AIGISがこれまで継続的に調査してきた結果、ペアリングの着用傾向は徐々に変化していることもわかりました。

以下に、最近の変化と、今後の予測をまとめます。

最近の変化

近年では、多様性が重視されるようになり、左手の薬指ではない指にペアリングをつけている方も増えてきました。

また、若者のトレンドに左右される1面もあるようです。

若い世代を中心に、右手薬指や中指につけるのがおしゃれだとして、ファッションの1つとして楽しんでいる方も多いようです。

今後の変化

今後はますます多様化が重視される社会が予測されます。

多様化が重視される社会が進むに伴い、ペアリングをつける指の選択肢もさらに広がっていくでしょう。

「ペアリングは左手の薬指につけるのが一般的」という一般論から、個人の好みがより反映される時代に変化していく可能性が、非常に高いです。

 

本来、ペアリングは2人の気持ちで自由につけるものですので、つける指やスタイルも、自由に考えて良いものなのです。

ペアリング選びの5つのポイント

最後に、ペアリング選びのアドバイスをいくつか紹介します。

  • 個人の好みを優先
  • 着け心地を重視
  • ライフスタイルに合わせる
  • 将来の変化を考慮
  • 意味づけを大切に

ポイント①:個人の好みを優先

ペアリングを選ぶ際は、伝統や一般的な傾向にとらわれず、自分たちの好みや価値観を大切にしましょう。

自分がつけたいデザインの指輪でなければ、つけるのが億劫になってしまうかもしれません。

お揃いだからといって必ずしも一緒のデザインを選ぶ必要はありません。

同じ指につけたり、同じブランドの指輪を選んだりするだけでも、立派な「ペアリング」になるでしょう。

せっかくのペアリングだからこそ、自分が納得できる指輪をつけたいもの。

 

私が担当したお客様の中には、同じブランドに統一して、それぞれ自分が好きなリングを買っていかれる方もいました。

「デザインは近くても、ペアリングをつけたいという思いは一緒だから」
と、素敵な理由も聞かせていただきましたよ。

ポイント②:着け心地を重視

リングは長時間着用するものなので、快適さは重要です。

必ず試着して確認しましょう。

 

また、素材やデザインによってつけ心地は大きく変わります。

特にリングの幅が大きなものだと、指を曲げたり、動かしたりするときに、少し違和感を与えてしまうかもしれません。

試着した際に、指を曲げたり、いろいろな動作をしたりして、日常生活に支障がないかも確かめてみてください。

ポイント③:ライフスタイルに合わせる

ペアリングをつける指を決める際は、ライフスタイルに合わせるのもポイントです。

例えば、仕事でよく利き手を使うのであれば、利き手とは逆の手につけるのも1つの手です。

仕事や日常生活に支障がないよう、適切な指と素材を選びましょう。

ポイント④:将来の変化を考慮

年齢とともに指のサイズは変化します。

サイズ直しが可能なデザインや、アフターサービスが充実しているブランドを選ぶことも重要です。

 

また、ブランドによってはサイズ直しが無料のところと、お金がかかるところがあります。

ペアリングを選ぶ際は、メンテナンスやサイズ調整にかかる費用も確認しておきましょう。

ポイント⑤:意味づけを大切に

選んだ指に2人だけの特別な意味を持たせるのも素敵です。

例えば、お互い左手の薬指につけるなら、「将来は一緒になろうね」「結婚の約束」などです。

人差し指や中指につける際は、「よく動かす指だから、いつでも相手のことを思い出せるように」などの意味を含めてみてはいかがでしょうか?

ただ、単にペアリングをつけるだけではなく、ペアリングをつける意味を2人で決めることで、より大切なアクセサリーとなるでしょう。

まとめ:ペアリングはお互いが納得していればどこにつけても良い

この記事のポイント!

  • ペアリングは「右手の薬指」につけている人が70%と圧倒的
  • つづいて「左手の薬指」が全体の7%ほど、その他の指は非常に少ない
  • スタイルの変化によって、これら以外の指につける人は少しずつ増えている!

 

AIGISの独自データから、日本人のペアリングの着用傾向が明らかになりました。

調査では右手の薬指につけている方が多く見られましたが、もちろんほかの指につけている方も多くいます。

ペアリングの選び方に正解はありません。

伝統や一般的な傾向を参考にしつつも、最終的には2人の気持ちや価値観、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

この記事が、皆さんのペアリング選びの参考になれば幸いです。

 

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