繊細で豪華な印象の指輪へ ~リングのミル打ち加工について~
今週はシルバーウィークということで、高速道路はゴールデンウィーク並の大渋滞が予想されているようですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
私はシルバーウィークも元気にお店で頑張っています。仕事柄、カレンダー通りの休日にはならないのですが、こんなお祭りムードの時にはやはり休みたいですね(^-^)
さてさて本日は、宝石の加工に使用される技法の1つである、「ミル打ち」について
ご案内したいと思います。
ジュエリー好きの方なら聞いたことがあると思うのですが、ミル打ちとはエッジやライン部分に、細かい地金(マテリアル)の粒を連続して打刻していく装飾技法のことです。
ミル打ちのメリットは、なんといってもその美しさにあります。
ミル打ちを施すことで、手編みのレースのような繊細な印象に変身したり、表面に光が反射することで、無数のダイヤモンドが輝いている様な豪華な印象を与えることもできます。
また、ミル打ちをすることでジュエリーの縁の部分をくっきりと見せることもできますし、それによって全体がぐっと引きしまった印象に変わります。さらには、しっとりと落ち着いた重厚感をプラスすることもできます。
そして、意外なポイントとしてジュエリーの「傷が目立ちにくくなる」というメリットもあります。リングは長年使用することで輝きを失ったり、傷がついてしまうことがあります。しかし、ミル打ちを施した部分は独特な風合いを生み出して、立体感のある美しさを出し、また、たとえ傷がついたとしても見えにくくしてくれる効果もあります。
さらに、ミル打ち(ミルグレイン)とはラテン語で「千の粒」という意味があります。「千」には縁起の良い「子宝」「永遠」「長寿」などの意味があり、それゆえ婚約指輪・結婚指輪には、たくさんの方がミル打ちを希望されるのかもしれません。
最後に、ミル打ちの方法について説明したいと思います。
ミル打ちにはいくつかの方法がありますが、その中でも有名なものが
「手で一粒ずつ打ち込む」
「あらかじめ型を取り鋳造する」
「ミル打ちしたように見える型に押し付けて打刻する」
の3つです。
技術が発達した現代では、型を作ることによって簡単にミル打ちを施すことができるようですが、やはり一番美しい仕上がりになるのは、職人が一粒一粒丁寧に仕事をしていく方法です。
とはいえ、均一な大きさ・幅・深さで美しい仕上がりにミル打ちを施すのは、大変な労力と技術が要求されます。したがって、技術がしっかりした職人でなければ美しいミル打ちを仕上げることはできませんし、ミル打ちの仕上げ方で職人の力量がわかるともいえます。
そんなミル打ちだからこそ、手前味噌ではありますが依頼する時は、ジュエルはまの職人のように熟練したクラフトマンにお願いするのが一番です。大切なリングの加工を依頼する訳ですから、しっかりした技術を持っている職人に加工をお願いしたいですよね。
美しさと機能性を備えた素敵なミル打ち加工。
みなさんもぜひ、やってみてくださいね!
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