鍛造製法の結婚指輪がおすすめのワケとは?メリット・デメリットまで
「どうして鍛造製法の結婚指輪がおすすめなの?」と疑問に思われていますね。
鍛造製法とは、1つの金属素材を熱してリング状にして指輪にする製法です。
叩いて仕上げていくため金属が引き締まり、丈夫な指輪に仕上がります。
そのため、日常的に身に着ける結婚指輪にピッタリと言われているのです。
今回は、鍛造製法と鋳造製法の違いや鍛造製法のメリット・デメリットについて解説します。
鍛造製法でつくったデザインも紹介しているので、これからの結婚指輪づくりのご参考にしてください。
鍛造製法の魅力を知って、生涯愛せる結婚指輪を作りましょう。
目次
1.指輪を作る2つの製法とは?鍛造製法と鋳造製法
そもそも、指輪を作るには、以下の2つの製法があります。
● 鍛造製法
● 鋳造製法
それぞれ特徴があるので、順番に見ていきましょう。
◆鍛造製法
鍛造製法とは、1つの金属を加熱したり叩いたりしながら圧力をかけて鍛えながら指輪に仕上げる製法です。
まず、バーナーなどで熱して金属を柔らかくし、伸ばしたり曲げたりしながら溶接します。
リング状になったらハンマーで叩き、形やサイズを整えていきます。
金属には加工硬化といって、力を加えることでより硬くなる性質があり、それを利用しているのです。
つまり、金属を叩くことでより強くて硬い指輪に仕上げることが可能です。
実は、鍛造製法は紀元前4000年前から行われている金属加工の製法と言われています。
たとえば、日本刀は金属の塊を加熱しながら叩いたり伸ばしたりしながら作っていきます。
金属を溶かして型に流し込む鋳造と比べて約2倍の強度があるとも言われており、丈夫なジュエリーに仕上がることがわかるでしょう。
◆鋳造製法
鋳造製法とは、ワックス(樹脂)を削って型を作り、溶かした金属を流し込んで固めて指輪を作り上げる方法です。
ワックス製法やキャスト製法と呼ばれることもあります。
多くのジュエリーが鋳造製法で作られています。
というのも、一度型を作れば何度でも使うことができ、大量生産できるからです。
ワックスで型を作ることさえできれば、どんな繊細なデザインでも金属に鋳造できます。
デザインにこだわりのある人には、おすすめの製法と言えるでしょう。
2.鍛造製法で作った結婚指輪のメリットとデメリット
鍛造製法と鋳造製法の特徴を確認しました。
しかし、「なぜ鍛造製法が結婚指輪におすすめなんだろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
鍛造製法のメリットとデメリットを知れば、おすすめな理由がわかるはずです。
鍛造製法で作った結婚指輪のメリットとデメリットを詳しく確認していきましょう。
◆鍛造製法で作った結婚指輪のメリット
鍛造製法で作った結婚指輪のメリットは、強度のある指輪に仕上がることです。
金属を鍛えながら指輪を作っていくため、金属密度が高く、気泡(す)が残りません。
結婚指輪は一度作ると、生涯同じものを身に着ける方がほとんどです。
なかには、身に着けたまま家事をしたり仕事をしたりする方もいるでしょう。
鍛造製法の結婚指輪なら、普段使いしても傷つきにくく変形の心配もありません。
ほかにも、以下のようなメリットがあります。
● なめらかなつけ心地
● 表面の輝きが強い
長く愛用する結婚指輪だからこそ、鍛造製法がぴったりなのです。
◆鍛造製法で作った結婚指輪のデメリット
一方で、鍛造製法にはデメリットもあります。
一番のデメリットは、鋳造製法と比べてシンプルなデザインしか作れないことです。
というのも金属を直接加工していくので、細かな装飾を施せません。
繊細なデザインを求めるのであれば、鋳造製法が確実です。
ただし、表面を加工したり、ダイヤモンドをセッティングしたりすることはできます。
そのため、同じフォルムであっても加工内容によって印象を変えることが可能です。
また、ウェーブやV字の形にすることもできます。
鍛造製法だからといって、すべて同じデザインになるわけではありません。
工夫次第で、好みのデザインに仕上げられます。
3.【結論】結婚指輪を日常使いするなら鍛造製法がおすすめ!
結婚指輪を日常的に身に着けるのであれば、硬度と強度に優れている鍛造製法がおすすめです。
なめらかなつけ心地であること、強い輝きを放つことも、大切な結婚指輪に選びたい理由です。
ただし、シンプルなデザインに限定されてしまいます。
しかし、結婚指輪は日常生活を邪魔しないシンプルなデザインを望む方が圧倒的に多いです。
家事や仕事、子育てをしても、さりげなく身に着けられるからです。
以下のような方には、断然鍛造製法をおすすめします。
● 結婚指輪を常に身に着けたい
● シンプルなデザインにしたい
● 一生ものだから丈夫なものを選びたい
● 1つ1つ丁寧に作られたものを選びたい
一方で、繊細なデザインの結婚指輪を身に着けたいという場合は、鋳造製法を選びましょう。
4.AIGISなら鍛造製法でオリジナルの結婚指輪が作れます
AIGISなら、鍛造製法でオリジナルの結婚指輪が作れます。
鍛造製法で結婚指輪を作るなら、以下の2つのコースからお選びください。
● 手作り結婚指輪
● オーダーメイド
それぞれ制作の流れを確認していきましょう。
◆手作り結婚指輪
手作り結婚指輪の鍛造コースなら、結婚指輪のデザインから製作までを、すべてお客様に行っていただきます。
鍛造製法を用いて、1本の金属素材をバーナーで熱して柔らかくして指輪を作っていくのです。
制作の流れは、以下のようになっています。
1. お打ち合わせにてデザインを決定
2. 金属素材をバーナーで熱して溶接
3. リング状になった金属素材をハンマーで叩いて形やサイズを調整
4. 職人による仕上げ
5. 完成
最後の職人による仕上げ以外は、すべてお客様の手で行っていただきます。
もちろん、職人がそばについて丁寧にサポートしますので、手先が不器用な方でも安心です。
デザインもプロのデザイナーと一緒に決定していきます。
実際に見本の指輪を試着したり、過去の作品を見たりしながら、ぴったりのデザインの結婚指輪を作りましょう。
オプション加工がなければ、手作りをした当日お持ち帰りいただけます。
以下のような方は、ぜひ手作りコースをご検討ください。
● 手作りやクラフトが好き
● 思い出づくりをしたい
● 当日身に着けて帰りたい
● 前撮りや結納が迫っていて急いで結婚指輪を作りたい
AIGISなら、とっておきの思い出と共に結婚指輪を手作りしていただけます。
◆オーダーメイド
オーダーメイドコースなら、おふたりのご希望通りのデザイン通りにジュエリー職人が結婚指輪を作り上げます。
打ち合わせ時に鍛造製法をご指定いただきましたら、可能なデザインをご提示いたします。
制作の流れは、以下の通りです。
1. 打ち合わせにてデザインを決定
2. ジュエリー職人による指輪制作
3. 受け渡し
多くのブライダルジュエリーを手がけてきたデザイナーと熟練技術を持つジュエリー職人がお二人の結婚指輪を担当いたします。
具体的なデザインイメージがなくても、ファッションの好みやライフスタイル、お二人の思い出話から理想のデザインをご提案!
デザインが決定したら、熟練のジュエリー職人にお任せいただき、なめらかで着け心地の良い結婚指輪を鍛造製法にてお作りいたします。
オーダーメイドの場合、デザインの決定から受け渡しまで8週間程度です。
以下のような方は、オーダーメイドを検討しましょう。
● 熟練のジュエリー職人に丁寧に作り上げて欲しい
● オリジナルデザインを作りたいけど手作りする時間がない
● 納期に余裕がある
AIGISなら、安心してオーダーメイドしていただけます。
5.AIGISでお作りいただいた鍛造製法の結婚指輪のデザイン集
手作りであってもオーダーメイドであっても、どのようなデザインにするか悩みますよね。
一生身に着けるものだからこそ、長く愛せる結婚指輪を作りたいものです。
今回は、過去にAIGISでお作りいただいた鍛造製法の結婚指輪のデザインを5つご紹介いたします。
● 手書きイラスト刻印入り
● 平甲丸×斜めライン
● 抱き合わせデザイン
● ウェーブ×カラーダイヤモンド
● ゴールド素材のシンプルデザイン
ぜひ参考にして、自分たちらしいオリジナルの結婚指輪を作りましょう。
◆手書きイラスト刻印入り
愛情がたっぷり詰まった手書きイラストの刻印が入った結婚指輪です。
お客様にシンプルな平打ちデザインの指輪を鍛造製法でお作りいただき、職人によって刻印を入れました。
刻印は、「あなたとわたし」という意味の「you」と「me」がハートでつながれています。
ふたつ重ねることでモチーフが浮かび上がるロマンチックなデザインです。
このようにAIGISなら、ご自筆のサインやイラスト、モチーフを刻印できます。
書いたものをスキャンし、そのままレーザーで刻印できるので、書いたままを表現できるのです。
◆平甲丸×斜めライン
ストレートタイプに平甲丸という優しいフォルムのデザインです。
表面には斜めのラインを入れ、ホーニングというつや消し加工を行っています。
ラインが入ることで、シンプルでありながらもシャープで現代的な印象になりました。
お客さまに鍛造製法でストレートの指輪を作っていただき、職人がひと手間加えることでオリジナルのデザインに仕上がります。
AIGISでは表面加工を豊富にご用意しております。
つや消しや鏡面仕上げ、槌目模様など、表面加工を入れるだけで指輪の印象が大きく変わります。
◆抱き合わせデザイン
シンプルな抱き合わせのデザインです。
難しいデザインですが、鍛造製法で作ることができます。
平打ちデザインなので、シャープな印象に仕上がりました。
男女共にカジュアルに身に着けていただけます。
また、抱き合わせのデザインは、指を長く見せる効果があります。
結婚指輪にはなかなかないデザインなので、人目を引くこと間違いありません!
このように、一見「手作りできるかな?」と思うデザインも、AIGISなら対応いたします。
「もっとこうしたい!」というご要望にお答えしますので、デザイナーと一緒にイメージを具体化させましょう。
◆ウェーブ×カラーダイヤモンド
ウェーブ加工を施し、リング中央にカラーダイヤモンドをセッティングした結婚指輪です。
鍛造製法で丸みのある甲丸デザインの指輪を作り、さらにお客様にウェーブ加工を施していただいています。
ハンマーで叩きながらウェーブラインを調整していくのですが、それぞれで作業をしたにもかかわらず、お揃いの角度で出来上がりました。
左の女性用の指輪には中央にミル打ちを加工して、北欧風に仕上がっています。
また、女性用の指輪にはピンクダイヤモンドを、男性用の指輪にはアイスブルーダイヤモンドをアクセントとして施しました。
AIGISには、ダイヤモンドやカラーダイヤモンドなどさまざまな宝石をご用意しております。
もちろん、お持ち込みもできますので、思い出のある宝石を結婚指輪にお考えであればご相談ください。
◆ゴールド素材のシンプルデザイン
ゴールド素材のシンプルなデザインの結婚指輪です。
お二人の好みに合わせて、素材やフォルム、表面加工をお選びいただきました。
左の男性用の指輪に使った素材は、ピンクゴールド。
スタイリッシュな平打ちタイプのフォルムに、ミルキーウェイ仕上げを施しました。
肌馴染みの良いピンクゴールドは、男性にも人気のある素材です。
一方、女性用の指輪にはイエローゴールドを使用。
優しい丸みのある甲丸フォルムに、槌目模様をつけた上からつや消しで仕上げました。
さらに、ダイヤモンドを1ピースセッティングし、輝きのアクセントを加えています。
長く日常的に身に着けるものだからこそ、自分の好みに合わせてお作りいただきました。
デザインが違っても、一緒にデザインを考えたり手作りすることで、お二人だけの特別な結婚指輪に仕上がります。
まとめ
鍛造製法は、日常的に身に着ける結婚指輪におすすめです。
熱したり叩いたりして仕上げていくため金属が引き締まり、丈夫な指輪に仕上がります。
身に着けたまま家事をしたり仕事をしたりしても、傷つきにくく変形の心配もありません。
また、硬度・強度があり、なめらかなつけ心地の指輪に仕上がります。
AIGISでは、鍛造製法の結婚指輪を手作りしたりオーダーメイドしたりできます。
手作りかオーダーメイドかお悩みであっても、ご相談にお越しいただけます。
おすすめの鍛造製法で、長く身に着けられる結婚指輪を作りましょう。