結婚指輪と婚約指輪のセットリングとは?重ねづけで手元を華やかに
最近、結婚指輪と婚約指輪を重ねづけできるセットリングを選ぶカップルが増えてきました。
もちろん、別々に選ぶのも良いですが、重ねづけできるデザインだとアレンジを楽しむことができます。
しかし、デメリットや注意点を知っておかないと、後で後悔してしまうかもしれません。
今回は、「セットリングって何?」という基本的な知識からメリット・デメリットをご紹介!
店舗へ行く前にセットリングの魅力を知って、婚約指輪を身に着ける機会を積極的に作りましょう。
1.結婚指輪と婚約指輪のセットリングとは
セットリングとは、結婚指輪と婚約指輪を重ねづけする前提で作られたブライダルリングのことです。
そもそも、結婚指輪と婚約指輪の役割や意味は異なります。
婚約指輪は婚約をした後から入籍するまでの間に身に着ける指輪です。
婚約の象徴として、男性から女性に贈られることが多いです。
一方、結婚指輪は、入籍後や結婚式後から既婚者の象徴として身に着ける指輪のこと。
そのため、結婚をした後は、婚約指輪を身に着ける機会がなくなってしまいます。
お呼ばれの結婚式や披露宴などでしか身に着けられず、「タンスの肥やしになっている」という人も少なくありません。
そもそも、海外では以前より結婚指輪の上から婚約指輪を重ねづけすることが習慣でした。
また、2本の指輪を重ねづけすることで、「永遠の愛を誓った証」をロックするという意味もあります。
最近では、日本でも海外の習慣を取り入れたり、ロマンチックな意味に惹かれたりする人が増え、セットリングに注目する人が増えているのです。
2.セットリングを選ぶ4つのメリット
「セットリングにすべき?」とお悩みの方もいらっしゃると思います。
結婚指と婚約指輪のセットリングを選ぶメリットは、4つあります。
1. 重ねづけしたときのバランスが良い
2. シーンに合わせてアレンジが楽しめる
3. 婚約指輪を身に着ける機会が増える
4. リーズナブルに購入できることも
順番に見ていきましょう。
目次
◆重ねづけしたときのバランスが良い
セットリングとして購入すれば、結婚指輪と婚約指輪を重ねづけしたときにバランスが良いです。
というのも、セットリングは重ねづけを前提としてデザインされているからです。
そのため、婚約指輪の大きなダイヤモンドがあっても、結婚指輪との隙間ができません。
隙間ができたとしても、それがデザインだと思えるような違和感のない作りとなっています。
最初からデザインの統一性がとれているので、おしゃれに重ねづけを楽しめるのです。
◆シーンに合わせてアレンジが楽しめる
セットリングなら、シーンに合わせてアレンジを楽しめます。
というのも、以下のような3〜4つのパターンで手元の雰囲気を変えられるからです。
● 結婚指輪だけ
● 婚約指輪だけ
● 婚約指輪の上から結婚指輪を重ねづけ
● 結婚指輪の上から婚約指輪を重ねづけ
たとえば、日常生活では結婚指輪だけを、夫婦でデートに行くときは婚約指輪を、披露宴にお呼ばれしたときは2つを重ねづけ、といった楽しみ方ができます。
TPOや自分の気分に合わせて、手元の雰囲気を変えられます。
◆婚約指輪を身に着ける機会が増える
婚約指輪を身に着ける機会を増やせます。
というのも、婚約指輪を持っていても多くの方が「身に着ける機会がない」とタンスの肥やしにしてしまいがちです。
せっかくの婚約指輪なのに、タンスにしまっておくだけなんてもったいないですよね。
しかし、セットリングであれば、気分に合わせて結婚指輪と重ねづけできます。
「既婚者なのに婚約指輪単体で身に着けるには気が引ける」という人も、セットリングであれば問題ありません。
家に置いておくだけの婚約指輪にしないためにも、セットリングはおすすめです。
◆リーズナブルに購入できることも
結婚指輪と婚約指輪のセットリングは、比較的リーズナブルに購入できます。
というのも、多くのブランドでセット割引をしてくれるからです。
そのため、個別に選ぶよりも安い価格で手に入れることができます。
これから始まる新婚生活のために少しでも節約するのであれば、セットリングの選択肢も検討しましょう。
3.セットリングを選ぶ2つのデメリット
一方で、セットリングを選んだときのデメリットもあります。
デメリットも知っておかないと、「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
セットリングのデメリットは、以下の2つです。
1. プロポーズに婚約指輪を渡せない
2. 重ねづけによって傷つきやすくなることも
しっかり理解した上で購入すべきか判断しましょう。
◆プロポーズに婚約指輪を渡せない
サプライズプロポーズには婚約指輪を渡すイメージがあると思いますが、セットリングではハードルが高いです。
というのも、セットリングを男性が用意してしまうと、女性の好みに合わなければ買い直しする必要が出てくるかもしれません。
婚約指輪は男性から婚約の証としてプレゼントすることも多いので、男性の好みで決めてしまっても良いでしょう。
しかし、結婚指輪は生涯身に着けていくものですので、女性の好みも反映したいところ。
また、万が一断られてしまったときのダメージも大きいです。
◆重ねづけによって傷つきやすくなることも
頻繁に重ねづけすることで、傷を作る原因になることも。
結婚指輪と婚約指輪がぶつかりあって傷がついてしまう素材やデザインもあるからです。
とくに、ダイヤモンドは固い鉱石なので、ぶつかる頻度が高いと傷つきやすくなります。
心配な方は、ダイヤモンドのセッティングが高いデザインやエタニティリングを選ぶことをおすすめします。
4.セットリングはどんな人におすすめ?
メリットとデメリットを見ると、「セットリングにすべき??」と悩んでしまう人もいるかもしれません。
以下のような人であれば、セットリングを選んでも後悔しないでしょう。
1. 婚約指輪をタンスの肥やしにしたくない人
2. サプライズより実用性を求める人
3. 海外での重ねづけに憧れる人
順番に確認していきましょう。
◆婚約指輪をタンスの肥やしにしたくない人
せっかくの婚約指輪をタンスの肥やしにしたくないなら、セットリングがおすすめです。
せっかくパートナーからもらった婚約指輪、できるだけ活用したいものですよね。
セットリングであれば結婚指輪と重ねてもおしゃれに決まるので、普段から身に着けやすくなります。
入籍をすると結婚指輪をはめることが一般的ですが、セットリングならちょっとしたお出かけにも使いやすいです。
◆サプライズより実用性を求める人
サプライズよりも実用性を求める人であれば、セットリングにしましょう。
「せっかくサプライズでもらったけど、婚約指輪は好みじゃなかったから身に着けられない」という女性もいます。
これから長い結婚生活に向け、実用的なものを贈りたいのであればプロポーズ後改めてセットリングを購入することをおすすめします。
逆に、サプライズされることが好きな女性であれば、婚約指輪を単体で用意しておいた方が喜ばれるでしょう。
◆海外での重ねづけに憧れる人
海外では、結婚指輪の上から婚約指輪を重ねづけする習慣があります。
そんな海外の習慣に憧れる人は、セットリングがおすすめです。
海外の女性が普段から婚約指輪を身に着けている姿を見て、
「自分も普段から婚約指輪をはめたい!」と考える人もいるでしょう。
このような方は、はじめから重ねづけを想定されたデザインのセットリングを選ぶことをおすすめします。
5.セットリングを手に入れる3つの方法
セットリングを購入するには、以下の3つの方法が主流です。
1. 同じブランドでセットリングを購入する
2. セットリングをオーダーメイドする
3. セットリングを手作りする
順番に見ていきましょう。
◆同じブランドでセットリングを購入する
セットリングを販売しているブランドで購入できます。
最近、セットリングを取り扱うブランドが増えており、以下の3つの指輪をセットで販売されています。
● 婚約指輪
● 女性用結婚指輪
● 男性用結婚指輪
3つの指輪に統一感のあるデザインが一般的です。
しかし、決められたデザインなので「婚約指輪はこのデザインが可愛いけど、結婚指輪はこっちのほうが好き」といったように、単体デザインと重ねづけをしたときのデザインが好み通りになるとは限りません。
また、男性用結婚指輪もセットになっていると、どちらかの好みに合わせて選ぶ必要が出てきます。
3つのマリッジリングすべてのデザインに、100%満足できるものが見つからないということもあるかもしれません。
◆セットリングをオーダーメイドする
オーダーメイドすることで、理想的なセットリングを手に入れられます。
単体で身に着けたときや男性・女性のそれぞれの好みにも満足のいく3つのマリッジリングが出来上がるでしょう。
というのも、オーダーメイドであれば、素材選びからリングの形、宝石の配置まですべてを決められます。
もちろん、プロのデザイナーと打ち合わせを重ねて決定していくので、洗練された出来栄えになります。
ただし、大量生産できる既製品と違って1点ものを特注するため、既製品よりも割高になりやすいです。
予算に余裕がある場合は、セットリングをオーダーメイドすることも検討しましょう。
◆セットリングを手作りする
セットリングを手作りする方法もあります。
手作りであれば、デザイン決めを1からおこなえるので、理想通りのデザインに仕上がります。
男女お揃いにする必要はないため、それぞれの好みを反映することも可能です。
また、お客さまの手で指輪を制作していくため、思い出作りにも最適!
もちろん、職人によるサポートを受けながら作っていくので、安心して取り組んでいただけます。
AIGISでは、デザインに合わせて鍛造コースとワックスコースの2つのコースからお選びいただけます。
打ち合わせをしながら、理想的なデザインのセットリングを作りましょう。
6.すでに婚約指輪がある人も大丈夫!重ねづけできる結婚指輪を手作りしよう
もし、すでに婚約指輪があるという人も安心してください。
婚約指輪のデザインに合わせて、重ねづけできる結婚指輪を手作りすることができます。
AIGISには、技術力のある職人やプロのジュエリーデザイナーが在籍。
婚約指輪をお持ちいただければ、どのようなデザインだと美しい重ねづけができるかをアドバイスいたします。
もちろん、結婚指輪単体でも素敵だと思えるデザインに仕上げます。
もし、具体的にデザインのイメージが掴めないという人でも大丈夫。
お二人の好みやライフスタイル、思い出話を伺いながら、さまざまなアイデアをご提案いたします。
すでに婚約指輪を持っているけど、結婚指輪と重ねづけしたいと考えているのであれば、一度AIGISにご相談くださいませ。
7.セットリングを作るするときの2つの注意点
セットリングを作るときには、安易にデザインを決定すると危険です。
なぜなら、重ねづけのことばかりに気を取られると、結婚指輪だけをはめたときに「思っていたのと違う」と違和感を感じてしまうからです。
セットリングを作るときには、以下の2つの注意点に気をつけましょう。
1. 別々につけたときにも満足のいくデザインに
2. サイズ選びは慎重に
順番に確認して、ぜひ参考にしてくださいね。
◆別々につけたときにも満足のいくデザインに
結婚指輪・婚約指輪、別々に身に着けたときにも満足のいくデザインを選びましょう。
セットリングを購入するとき、つい重ねづけしたときのデザインに注目しやすいからです。
しかし、実際に身に着ける機会が多いのは結婚指輪の単体でしょう。
というのも、家事や子育てには大きなダイヤモンドが邪魔になることが多いからです。
また、職場の雰囲気によっては、あまり華やかなジュエリーを身に着けられないことも。
事前に、それぞれを単体で身に着けたときのデザインも確認しておけば、「重ねづけしたときは華やかに感じたけど、結婚指輪だけだと寂しい」なんてことになりません。
結婚指輪と婚約指輪を別でつけても「素敵」と思えるデザインを選びましょう。
◆サイズ選びは慎重に
サイズ選びは慎重におこないましょう。
というのも、重ねづけをすると、どちらか1つの指輪のサイズが合いにくくなるからです。
先にはめる指輪の方が指の付け根に近くなるので、大きめのサイズを選ぶ人が多いです。
逆に、1つずつはめてサイズを調整すると、後から重ねる指輪がゆるく感じます。
上から重ねる指輪がゆるいと外れやすいです。
重ねづけをするときと単体で使うときの両方を想定し、サイズ選びは慎重に行いましょう。
まとめ
セットリングとは、結婚指輪と婚約指輪を重ねづけすることを前提としたデザインのブライダルリングのことです。
結婚後も婚約指輪を身に着ける機会を増やしたいと考える人が増えたことから、近年セットリングの注目が高まっています。
既製品のブランドでは、男性用の結婚指輪も含めて3つセットで売られているケースが多いです。
お二人の好みを反映させたり、単体でつけたときのデザインにもこだわりを持ちたいと考えるのであれば、手作りの選択肢も考えてみてください。
1からデザインを決めていけるため、満足のいく理想的なセットリングが作れます。
もちろん、すでにお持ちの婚約指輪に合わせて、重ねづけできる結婚指輪をデザインすることも可能です。
実用性の高いセットリングを選び、気分によって手元の雰囲気の違いを楽しみましょう。