寝る時に結婚指輪は外すべき?メリット・デメリットを専門家が解説
寝る時に結婚指輪をつけっぱなしにする・外すのはどっちが良い?
「寝る時には結婚指輪を外すべき?」
夫婦の大切な愛の証である結婚指輪。
寝る時も肌身離さずつけておくべきなのか、大切だからこそ外すべきなのか迷いますよね。
結婚指輪をつけたまま寝るかどうかは、メリット・デメリットを踏まえてよく検討しましょう。
今回は、結婚指輪を寝る時も付けるメリット・デメリットと共に、世のカップルが「寝る時も結婚指輪をつけている習慣」の実態調査結果をご紹介致します。
これから結婚指輪の購入を検討している方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事のポイント!
- 結婚指輪を寝る時もつけている人・外している人はちょうど半々(50%:50%)
- メリットは「手間がかからない」「紛失リスクを回避できる」
- デメリットは「指輪に傷がつきやすい」「むくみや血流の悪化」がある
結婚指輪を寝る時もつけている人の割合
当AIGIS編集部では、結婚指輪を持っている既婚者100名に「結婚指輪を寝る時もつけている習慣」についての実態を調査しましたので、独自データとして公開いたします。
Q.寝る時も結婚指輪をつけてますか?
回答 | 割合 |
---|---|
はい | 50% |
いいえ | 50% |
「寝る時も結婚指輪をつけたまま」「寝る時は結婚指輪を外す」カップルの割合は、ちょうど半々(50%:50%)です。
結婚指輪をつけたまま寝る、寝ないに「多数派」は無く、それぞれのカップルの習慣によることがわかりました。
では、「寝る時も結婚指輪をつけている派」「寝る時は結婚指輪を外す派」の理由をそれぞれみていきましょう。
つけっぱなし派の理由
寝る時も結婚指輪をつけっぱなしにしている理由は、次のようになっています。
回答 | 割合 |
---|---|
習慣になってる | 30% |
紛失しそう | 28% |
外す理由がない | 18% |
外すのが面倒 | 16% |
付け直せなくなる懸念 | 6% |
結婚・愛の証 | 2% |
扇 30代 女性
つけている。外すと紛失しそうだし、歪んでもショップのアフターフォローでなおせるから。
Yukihana 30代 女性
つけている。【理由】外すとなくす可能性があるのと、基本結婚指輪は外さないものと捉えているため。
じゅみ 30代 女性
ずっとつけっぱなしです。ずっとつけているので違和感などもないです。装飾のない指輪 なので料理の時も気にならないです。
「寝る時も結婚指輪をつけっぱなしにする派」の理由に多かったのは、「習慣になっている」「紛失しそう」で、ほぼ同等の割合です。
「結婚指輪=ずっと身につけておくもの」という考えを持つカップルにとっては、結婚指輪の着用が習慣化しており、つけたまま寝てもとくに違和感を感じていないことがわかります。
外す派の理由
一方、寝る時に結婚指輪を外す理由は、次のようになっています。
回答 | 割合 |
---|---|
家では外す・外出時のみ | 32% |
普段からつけない | 22% |
リラックスしたい | 22% |
サイズの問題 | 10% |
紛失しそう | 8% |
汗で蒸れる・かぶれ | 4% |
むくみが気になる | 2% |
まいら 30代 女性
外します。寝るときはリラックスしたいから
PORINIKI 40代男性
自宅で寝る時はつけないです 。自宅と実家以外ではなくすと嫌なのでつけたままです
塩 30代 女性
いいえ、汗で蒸れそう
寝る時に結婚指輪を外す理由としては、「普段から付けない」と回答した方が20%程度含まれていますが、付ける習慣があっても「家の中は外す」と決めている方が多数を占めています。
金属のリングならではの締め付け感を好まない方にとっては、結婚指輪の大切さを実感しつつも、寝る時はリラックスしたい気持ちが上回るようです。
また、少数派ではありますが、汗やむくみも理由の1つになっています。
結婚指輪を寝る時もつけたままにする3つのメリット
結婚指輪を寝る時もつけたままにすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
結婚指輪を寝る時もつけたままにするメリットは、次の3つです。
- 幸せを実感できる
- 付け外しの手間がかからない
- 紛失リスクを削減できる
メリット①:幸せを実感できる
結婚指輪を寝る時もつけたままにしておくことで、結婚の幸せを実感することができます。
結婚指輪は、「お互いの心を捧げる」という意味合いを持つ「夫婦の絆」を表す重要なシンボルです。
寝る時も肌身離さず指輪をつけたままにしておくことで、「2人はどんな時も一緒」という一体感が得られ、パートナーに対する愛情のアピールにもなります。
メリット②:付け外しの手間がかからない
結婚指輪をつけっぱなしで寝れば、付け外しの手間が不要です。
とくに起床後は指がむくんでいることが多く、朝から指輪を付け直そうとすると、平常時より時間がかかることも少なくありません。
結婚指輪を寝る時もつけたままにしていれば、朝起きて指輪を付け直す必要がないため、朝の忙しい時間帯に煩わしい思いをすることがなくなります。
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メリット③:紛失リスクを削減できる
結婚指輪を24時間つけっぱなしにしていれば、紛失リスクを削減することもできます。
結婚指輪は付け外しを繰り返すほど、置き忘れや抜け落ちなど、紛失リスクが上がる側面は否定できません。
結婚指輪を寝る時も肌身離さず身につけていれば、常に指輪を目にすることになり、忘れたり、落としたりするリスクをグンと下げることができます。
結婚指輪を寝る時もつけたままにする3つのデメリット
結婚指輪をつけたまま寝ることは、メリットばかりではありません。
結婚指輪を寝る時もつけたままにする事で考えられるデメリットは、次の3つです。
- 周囲の人を傷付ける恐れあり
- 指輪の傷・破損のリスク
- むくみ・血流の悪化
デメリット①:周囲の人を傷付ける恐れあり
結婚指輪をつけっぱなしで寝ると、周囲の人を傷つけてしまう恐れもあります。
例えば、ご夫婦やお子さんと同じベッドで寝ている場合、寝返りの際に手があたってしまい、家族にケガをさせないとも限りません。
周囲の人を傷つける確率は、石の数が多い指輪ほど高くなりますので、お手持ちの指輪が寝ている間もつけっぱなしにしても大丈夫なデザインかどうか、考慮しましょう。
デメリット②:指輪の傷・破損のリスク
寝る時も結婚指輪をつけっぱなしにすると、指輪自体への傷・破損のリスクも高まります。
寝ている時は無意識の状態になりますので、寝ぼけて手がベッドや家具に擦れてしまえば、指輪が傷ついてしまうことも充分に考えられます。
傷や破損は、石が少ない指輪でも起こり得るトラブルですので、つけっぱなしで寝る場合は、周囲にサイドテーブルや小物などを置かないように気を付けましょう。
デメリット③:むくみ・血流の悪化
結婚指輪をつけたまま寝る事は、むくみ、血流の悪化に繋がります。
そもそも就寝中は水分が下半身から上半身に移動するため、手もむくみやすい部位の1つです。
とくにサイズがきつめの結婚指輪を選んだ方がつけっぱなしで寝ると、血流の悪化にも繋がり、朝起きたらむくみで指輪が外れないとトラブルになることも考えられます。
指輪を外して寝る時に失くさないようにする3つの方法
結婚指輪を外して寝る場合、失くさないようにする方法は、次の3つです。
- 専用ケースに必ず保管する習慣を付ける
- 紙やティッシュペーパーで包まない
- 小さいお子さんが寝ている傍に置かない
方法①:専用ケースに必ず保管する習慣を付ける
1つ目は、専用ケースに必ず保管する習慣をつけることです。
結婚指輪を失くさないようにするには、定位置を決めておけば、「どこに置いたか忘れる」といった管理ミスを防ぐことができます。
指輪の専用ケースは100均で手に入るものから、高級品までピンキリですが、なるべく予算をかけた方が心理的に置き忘れリスクを下げることができます。
方法②:紙やティッシュペーパーで包まない
2つ目は、紙やティッシュペーパーで包まないことです。
自宅は外出先に比べて「安全」という意識が働きやすく、不用意に指輪を紙やティッシュに包んでベッド周りに置いておこうとする方は、意外に少なくありません。
しかし、紙やティッシュに包んでしまうと、かなりの確率でゴミと間違えて、うっかり捨ててしまいそうになるため、紙やティッシュで保管するのは絶対に避けるようにしましょう。
方法③:小さいお子さんが寝ている側に置かない
3つ目は、小さいお子さんが寝ている側に置かないことです。
小さいお子さんが睡眠中にじっとしないのは良き成長の証ですが、寝相が悪いお子さんの側に指輪を置いておくと、朝になって指輪が見当たらなくなってしまうことも有りえます。
お子さんが寝ている付近に指輪を置かないよう気をつけておく時期としては、お子さんの脳が発達する小学校卒業頃までを目安とするようにしましょう。
寝る時は結婚指輪を外すべき?【専門家が回答】
「本来、結婚指輪はつけたまま寝てもOK?」なのかは非常に気になりますよね。
そこで当AIGIS編集部では、日本有数のジュエリー資格を保有するジュエルはま・金親部長に専門的な見解を聞いてみました。
AIGIS編集部「本来、結婚指輪はつけたまま寝ても大丈夫なのでしょうか?」
どちらもメリット・デメリットがありますね。
傷や汚れが気になる方は外してお休みいただくことをおすすめします。
寝ている時はコップ一杯分の汗を掻くと言われていますので、皮脂や汗で指輪が汚れる事がありますし、無意識の内に指輪や物に傷をつけてしまう可能性もあります。
一方で、つけっぱなしにしていなかった事で結婚指輪を紛失されたお客様もおられましたので、必ずしも外しておく方がベストとも言い切れません。
寝る時やお風呂の時に結婚指輪を外す場合は、専用のトレーやポーチなど、必ず定位置を決めておきましょう。
つけっぱなしにする場合は、つけっぱなしに適したデザインかどうかを考慮することが肝心です!
結婚指輪の購入時には、デザインのシンプル度、石の出っ張り、引っかかり具合などをショップ担当者とよくご相談ください。
結婚指輪はお2人にとってかけがえのない大切なリングですので、パートナーとよくご相談の上、それぞれの性格やライフスタイルなどを踏まえ、お2人にとってベストな方法をご選択ください。
まとめ
今回は、結婚指輪を寝る時もつけたままにすべきかどうかについて、独自の実態調査結果に基づきお話させて頂きました。
この記事のポイント!
- 結婚指輪を寝る時もつけている人・外している人はちょうど半々(50%:50%)
- メリットは「手間がかからない」「紛失リスクを回避できる」
- デメリットは「指輪に傷がつきやすい」「むくみや血流の悪化」がある
まとめますと、結婚指輪を寝る時もつけたままにするカップルと、寝る時は外すカップルの割合は、ちょうど半々であることがわかりました。
寝る時も結婚指輪をつけたままにするメリットは、結婚した幸せを実感できるだけでなく、付け外しの手間がかからず、紛失リスクを削減できます。
一方、寝る時も結婚指輪をつけたままにするデメリットとしては、周囲の人や物を傷つけたり、指輪自体の破損のリスクも考えられ、むくみや血流の悪化の不安もあります。
結婚指輪を外して寝る場合に失くさないようにする方法としては、紙やティッシュで包まず、毎日の定位置を決めておき、小さいお子さんが寝ている傍に置かないようにしましょう。
結婚指輪を寝る時もつけたままにするかどうかは、個々のライフスタイルや、紛失リスクの不安度が大きく影響します。
結婚指輪は大切な夫婦の絆の証ですので、ぜひパートナーとご相談の上、お2人にとってベストな着用スタイルを見つけてくださいね。