結婚指輪の刻印で後悔しないために購入前に覚えておくべきこと・まとめ
目次
結婚指輪の刻印で後悔した既婚者の皆さんのお話を聞いてみました
「結婚指輪の刻印に後悔することってある?」
結婚指輪には、夫婦になった事を実感できる刻印を入れたくなりますよね。
しかし、挙式前はバタバタしてしまいがちなもので、刻印のセレクトミスでのちのち後悔してしまう事も少なくありません。
今回は、当AIGIS編集部が結婚指輪の刻印についての実態調査結果と共に、刻印で後悔したカップルのエピソード、刻印で後悔しないポイントをご紹介いたします。
結婚指輪に刻印はアリ・ナシ?既婚者100名の実態調査
当AIGIS編集部では、結婚指輪を持っている既婚者100名に「刻印」についての実態を調査しました。
Q1.貴女の結婚指輪は刻印アリですか?
Q1.結婚指輪に刻印アリですか? | 割合 |
---|---|
アリ | 77% |
ナシ | 23% |
全体の7割以上が結婚指輪に刻印「アリ」と回答しています。
近頃では、「ナシ婚」など、儀式を簡略化するのがトレンドになりつつありますが、結婚指輪に関しては、今も「刻印を入れるもの」という認識が一般的のようです。
次に「刻印アリ」と回答した方に、刻んだ文字の内容を調査したところ、次のような結果になっています。
Q2.結婚指輪の刻印に何を入れてますか?
刻印の内容 | 割合 |
---|---|
結婚記念日+イニシャル | 60% |
イニシャルのみ | 20% |
結婚記念日+絵文字 | 10% |
2人の名前 | 7% |
好きな英文メッセージ | 3% |
結婚指輪の刻印内容は、文字制限の関係か、名前を入れるよりも、「イニシャル」を入れるカップルが全体の8割を占めています。
「絵文字」を入れるこだわり派は10%ほどとなっており、結婚情報誌などでよく目にする「英文メッセージ」を入れているカップルは3%とごく少数派です。
刻印ナシを選択した理由
一方、結婚指輪に「刻印ナシ」と回答した方に、「刻印を入れなかった理由」を聞いてみたところ、次のような結果になりました。
Q3.刻印を入れなかった理由は?
だまま 40代女性
なし。特注したもので、刻印を入れられるようなデザインではないため。
りょう 30代 女性
ナシ。別にこだわりがないからどちらでもいいけどなしの方が万が一の時はいいかなと思うから
ゆみこ 40代女性
なしです。売る時にイニシャルがあると高く売れなそうだから
「刻印ナシ」の理由に多かったのは、「デザインの問題」と「売る時に価値が下がるから」がほぼ二分化されています。
デザインの問題は致し方がありませんが、結婚という人生盛大の節目に購入する指輪でありながら、売る時の価値を気にする堅実派が一定数いるのは興味深い点です。
結婚指輪の刻印に後悔しているカップルの割合
結婚指輪の刻印に後悔しているカップルはたった1割程度で、残りの9割のカップルは後悔していないとの回答結果となりました、
Q4.結婚指輪の刻印に後悔していますか?
Q4.結婚指輪の刻印に後悔してますか? | 割合 |
---|---|
してる | 10% |
してない | 90% |
やはり一生モノの結婚指輪の刻印は、誰しも慎重に内容を検討しようとするためか、結婚指輪を持つ既婚者のほとんどが「刻印に後悔してない」という結果になっています。
また、長い結婚生活の中で指輪の内側に刻まれた文字を普段目にすることがなく、「刻印を気にしなくなる」ことも「後悔してない」に繋がっている意見も見受けられました。
刻印に後悔した理由
結婚指輪の「刻印に後悔した」と回答した方に理由を聞いてみたところ、次のような結果になっています。
Q5.結婚指輪の刻印で後悔した理由は何ですか?
後悔した理由 | 割合 |
---|---|
日付を変えたかった | 32% |
別の内容を入れたかった | 28% |
字体を変えたかった | 25% |
刻印ナシが良かった | 13% |
文字を間違えられた | 2% |
はな 40代女性
結婚式の日を刻印したけど、入籍日にしとけばよかった。
碇 40代女性
刻印の字体デザインを違うものにした方が良かった
はるぽよん 30代 女性
和暦じゃなくて西暦で刻印すればよかったなと。
結婚指輪の刻印は「結婚記念日+イニシャル」が定番ですが、日付や年号、メッセージ内容に関する意見に加え、字体(フォント)も意外に見落としがちかもしれません。
男性には「刻印ナシが良かった」など、刻印を入れたこと自体に後悔した声も多く、「刻印アリ・ナシ」についても、事前によく話し合っておく必要があります。
また、ごくレアケースではありますが、「文字を間違えられた」と、大切な結婚指輪の購入では絶対避けたいトラブルに遭ったカップルも2%ほどいるようです。
結婚指輪に刻印を入れる場合は、自分たちでしっかり文字を確認するとともに、「文字を間違えられた場合の措置・対応」についても、購入店舗にしっかりと確認しておきましょう。
結婚指輪の刻印で後悔しないための事前対策
結婚指輪の刻印で後悔しないためには、購入時の事前対策が必須となります。
結婚指輪の刻印で後悔しないための事前対策は、次の5つです。
- 刻印サービスの条件を事前に確認する
- サイズ直しで刻印が消える可能性も考慮する
- スペルミスに気を付ける
- 将来を見越した刻印内容を考える
- 資産価値の上下も含めてプロに相談する
①刻印サービスの条件を事前に確認する
1つ目は、刻印サービスの条件を事前に確認することです。
結婚指輪の刻印サービスの条件は、購入店舗やデザインによって全く異なります。
まず、確認したいのは、刻印の料金と、刻印できる文字数・字体・種類です。
結婚指輪を専門に扱う店舗のほとんどは無料で刻印を行ってくれますが、購入日から日数が経過し過ぎたり、所定の文字数を超えると別費用になることがあります。
また、詳しくは後述しますが、将来的にサイズ直しなどで刻印が消えてしまった場合、新しく刻印を入れ直してもらえるのか、入れ直しの際の費用も事前に確認しておきましょう。
②サイズ直しで刻印が消える可能性も考慮する
2つ目は、サイズ直しで刻印が消える可能性も考慮することです。
長い結婚生活の中で結婚指輪を付け続けていると、ほとんどの確率で「サイズ直し」が必要になりますが、サイズ直し時に刻印が消えてしまう可能性は十分考えられます。
せっかく2人で相談して、こだわりの刻印を入れたとしても、刻印が消えてしまっては、後悔することになりかねません。
刻印が消えないようにサイズ直しをする場合は、デザイン選びの段階で、どの位置に刻印を入れれば消えにくいかを店舗によく相談しておきましょう。
③スペルミスに気を付ける
3つ目は、スペルミスに気を付けることです。
とくに普段から英字で名前を書き慣れていない方は、自分の名前の英字スペルの間違いに気付いてないケースもあります。
例えば、「Sinji (しんじ)→ Shinji」、「Shinpei(しんぺい) → Shimpei」など、日本語読みをそのままローマ字にしてしまわないよう、スペルには注意しましょう。
④将来を見越した刻印内容を考える
4つ目は、将来を見越した刻印内容を考えることです。
結婚指輪の購入当時は挙式準備で忙しく、刻印の摺り合わせが不十分になりがちですが、長い結婚生活の中でずっと目にする刻印は、将来も後悔しない前提の内容が望ましいことになります。
例えば、刻印の日付は「結婚記念日」を指定する事が一般的とされていますが、実際のところ、挙式日、入籍日のどちらを「結婚記念日にすべき」という決まりはありません。
しかし、「2人にとっての結婚記念日」がいつなのかが曖昧なまま日付を刻印すると、何十年も後悔してしまうことになります。
また、若い世代のカップルに人気の絵文字や、ラブラブモードのメッセージも、40~50代を迎える頃の2人にはやや気恥ずかしくなり、将来的に後悔する可能性が高くなります。
結婚生活は長い長い道のりですので、結婚指輪の刻印は何十年先も見越した内容を考えるようにしましょう。
⑤資産価値の変動も含めてプロに相談する
5つ目は、資産価値の変動も含めてプロに相談しておくことです。
結婚指輪は「夫婦の絆の象徴」であると同時に、「夫婦の共同資産」という側面も併せ持ちます。
「夫婦の共同資産」であることを考えれば、刻印によって資産価値が変動する可能性についても、双方が事前によく把握しておくことがベストです。
実際には、指輪に入れた刻印は2000〜3000円程度の費用で消すことも可能なため、刻印の有無で資産価値が大幅に下落することはありません。
しかし、購入した指輪の種類によっては、刻印によって売却時に全く影響がないとも言い切れませんので、刻印による資産価値への影響も含め、購入時に納得するまでプロに相談しておきましょう。
まとめ
今回は、結婚指輪の刻印について、独自の実態調査結果に基づきお話させて頂きました。
まとめますと、当AIGIS編集部の調査の結果、結婚指輪を持つ既婚者のほぼ80%が刻印を入れており、さらに刻印を入れたカップルの90%が後悔していないことがわかりました。
結婚指輪の刻印に「後悔アリ」と回答した方には、日付や刻印の内容、字体についてに関することが多く、挙式前の多忙な時期であっても、慎重に刻印内容を選ぶ必要があると言えます。
結婚指輪の刻印で後悔しないためには、主に次の5つの事前対策を購入時に徹底しましょう。
- 刻印サービスの条件を事前に確認する
- サイズ直しで刻印が消える可能性も考慮する
- スペルミスに気を付ける
- 将来を見越した刻印内容を考える
- 資産価値の上下も含めてプロに相談する
結婚指輪の刻印は、「夫婦の絆の象徴」に欠かせない大切なセレモニーです。
しかし、結婚生活は長い長い道のりが続きますので、何十年先も後悔がないよう、事前に納得するまで、プロによく相談するようにしましょう。