結婚指輪の相場とは?素材・セッティング・性別・年代ごとに徹底解説!
結婚式や前撮りに向けて準備したい結婚指輪。
百貨店に結婚指輪を見に行くとさまざまなブランドがあり、値段も上から下まであって悩んでしまいますよね。
素敵な指輪を選びたいけど、ハネムーンや結婚式、新生活の準備にお金を残しておきたい気持ちもあるでしょう。
結婚指輪の相場を知っておけば、指輪を選ぶときの1つの基準になります。
事前に予算をふたりで決めておくことで、お店でも具体的に相談に乗ってもらいやすくなるはず。
今回は、結婚指輪の相場を、素材別・ダイヤモンドのセッティング別・性別・年代別で見ていきます。
素敵な結婚指輪を賢く購入しましょう。
結婚指輪の相場とは?
結婚指輪の相場は、ペアで24.2万円です。(全国平均)
首都圏に限定すると。24.8万円が相場となっています。
これは、『ゼクシィ結婚トレンド調査 2019 -首都圏版-』の調査結果に掲載されていた金額です。
しかし、ブランド品なのか手作りなのか、素材やダイヤモンドの有無などによって指輪の値段は大きく変わります。
金額別の割合を見ると、以下のようになっています。
5万円未満 1.1%
5万円〜10万円未満 3.2%
10万円〜20万円未満 23.7%
20万円〜30万円未満 43.9%
30万円〜40万円未満 16.1%
40万円〜50万円未満 7.8%
50万円以上 4.3%
20万円〜30万円未満の結婚指輪を選んでいる人のボリュームが大きいことが分かります。
また、既製品・オーダーメイド・手作りなど、作り方によっても相場は変わるものです。
順番に見ていきましょう。
◆既製品の結婚指輪の相場
既製品を購入している場合、結婚指輪の相場は24.5万円です。(『ゼクシィ結婚トレンド調査 2019 -首都圏版-』)
結婚指輪を購入する3分の2のカップルが、既製品を選んでいます。
そのため、全体の平均に近い相場価格となるのです。
金額別の割合を見ると、以下のようになっています。
5万円未満 1.7%
5万円〜10万円未満 3.7%
10万円〜20万円未満 23.7%
20万円〜30万円未満 43.1%
30万円〜40万円未満 14.8%
40万円〜50万円未満 7.7%
50万円以上 5.4%
20万円〜30万円未満の結婚指輪を選んでいる人のボリュームが大きいことが分かります。
◆オーダーメイドの結婚指輪の相場
オーダーメイドの結婚指輪の相場は、26万円です。(『ゼクシィ結婚トレンド調査 2019 -首都圏版-』)
既製品よりも手を加えているため、全体の相場よりも少し高くなる傾向にあります。
ちなみに、セミオーダーかフルオーダーによっても価格は変わります。
セミオーダーは決まったパターンから要望に合わせて作り上げるものです。
一方、フルオーダーはパーツごとの形状や素材・色などを全て指定できます。
セミオーダーとフルオーダーの価格の違いを見ていきましょう。
セミオーダー フルオーダー
5万円未満 ー 1.7%
5万円〜10万円未満 ー 3.3%
10万円〜20万円未満 17.9% 28.4%
20万円〜30万円未満 54.3% 28.3%
30万円〜40万円未満 17.4% 25%
40万円〜50万円未満 7.4% 11.7%
50万円以上 3.2% 1.7%
平均価格 26.9万円 25万円
意外にも、セミオーダーの方が高い相場となっています。
◆手作りの結婚指輪の相場
手作り結婚指輪の相場は、15万円程度です。(AIGIS調べ)
既製品やオーダーメイドと比べると比較的安い価格で作れます。
もしかすると「安いし自分で作るし、長く使うのには向いてないんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、手作り結婚指輪が安い理由は、以下の2つが挙げられます。
・技師の人件費をカットできる
・宝石を付けない人が多い
安い=粗悪品ではないので、安心して選んでくださいね♡
素材から見る結婚指輪の相場
素材によっても結婚指輪の相場は変わります。
結婚指輪というとプラチナを選ぶ人が多いですが、ゴールドやプラチナ+ゴールドのコンビを選ぶ人も増えてきました。
それぞれの相場を見ていきましょう。
プラチナ ゴールド コンビ
(プラチナ+ゴールド)
5万円未満 0.5% 2.9% –
5万円〜10万円未満 2.8% 5.8% –
10万円〜20万円未満 22.6% 37.6% 20.6%
20万円〜30万円未満 47.2% 27.5% 33.4%
30万円〜40万円未満 15.2% 14.4% 35.9%
40万円〜50万円未満 6.9% 10.1% 7.7%
50万円以上 4.7% 1.4% 2.6%
平均価格 24.5万円 22万円 35万円
素材別に見ると、コンビ・プラチナ・ゴールドの順番に相場が高くなっています。
コンビだとプラチナの量が少なくなる分低い価格で作れそうですが、実際は技術力が必要なため手間賃が取られるケースが多いです。
ダイヤモンドのセッティングから見る結婚指輪の相場
ダイヤモンドのセッティングによっても、結婚指輪の相場は変わります。
セッティングとは、宝石を貴金属で固定する方法のことです。
結婚指輪でよく使われるダイヤモンドのセッティング方法は、主に以下の4つが挙げられます。
1. メレ
2. エタニティ・ハーフエタニティ
3. プレーン
セッティング方法によって使う宝石の数や種類が変わるため、相場も大きく変わります。
順番に見ていきましょう。
◆メレ
メレとは、小粒のダイヤモンドを指輪にあしらうセッティング方法です。
小粒のダイヤモンドのことをメレダイヤと呼ぶことが由来となっています。
メレの単体を金額で出すことはほとんどありませんが、1つあたり数百円〜数千円と手頃な価格です。
結婚指輪にダイヤをつける場合、ほとんどの人がメレを選びます。
1〜3つ程度のメレダイヤを付け、上品なデザインにする人が多いです。
◆エタニティ・ハーフエタニティ
エタニティリングとは、指輪の周り全てにダイヤモンドをセッティングしたリングのことです。
半周だけダイヤモンドをセッティングしたリングを、ハーフエタニティリングと言います。
カップルで揃えると、フルエタニティで40万〜55万円、ハーフエタニティで18万〜35万円が相場です。
しかし、男性がエタニティ・ハーフエタニティを選ぶことはほとんどありません。
女性の指輪単体で見ると、フルエタニティで20万〜30万円、ハーフエタニティで10万円〜20万円が相場となります。
途切れなくダイヤモンドが施されていることから、結婚指輪にふさわしい「永遠」という意味を持っています。
近年は、婚約指輪・結婚指輪に選ぶカップルが多いです。
◆プレーン
プレーンとは、ダイヤモンドのない指輪のことです。
ダイヤモンドがないので、価格を抑えることができます。
職業柄派手な指輪をつけられない人や、ダイヤモンドにこだわりのない人に選ばれることが多いです。
男女別で見る結婚指輪の相場
続いて男女別で結婚指輪の相場を見ていきましょう。
というのも、ほとんどのカップルが女性の指輪にお金をかけているからです。
女性にはダイヤモンドなどの宝石を施し、男性はシンプルなプレーンタイプを選ぶ傾向にあります。
『ゼクシィ結婚トレンド調査 2019 -首都圏版-』の調査結果によると、男女別で結婚指輪の価格帯の比率は、以下の通りです。
男性 女性
2万円未満 0.9% 0.6%
2万円〜4万円未満 2.1% 1.8%
4万円〜6万円未満 7.4% 5%
6万円〜8万円未満 9.1% 8.2%
8万円〜10万円未満 14.1% 10.1%
10万円〜12万円未満 31.4% 22.9%
12万円〜14万円未満 13.3% 15.7%
14万円〜16万円未満 8.6% 13.3%
16万円〜18万円未満 3.4% 4.3%
18万円〜20万円未満 1.8% 3.1%
20万円〜22万円未満 4.8% 6.1%
22万円〜24万円未満 0.5% 1.7%
24万円〜26万円未満 1.3% 2.6%
26万円〜28万円未満 0.3% 0.3%
28万円〜30万円未満 0.1% 0.1%
30万円以上 0.9% 4.2%
平均価格 11.1万円 13.1万円
男女共に10万円〜16万円未満の結婚指輪を選んでいる層のボリュームが大きくなっています。
しかし、男性よりも女性の方が30万円以上の結婚指輪を選んでいる割合が多いです。
そのため、少し女性の方が平均価格が高くなっています。
大きなダイヤや複数のダイヤをあしらうと相場が高くなるため、女性の方が高い価格となっていると予測できます。
年齢別で見る結婚指輪の相場
つづいて、妻の年齢別で結婚指輪の相場を見てみましょう。
『ゼクシィ結婚トレンド調査 2019 -首都圏版-』の調査結果は、以下の通りです。
妻の年齢 24歳以下 25〜29歳 30歳〜34歳 35歳以上
5万円未満 4.4% 0.2% 1.9% 1.7%
5万円〜10万円未満 2.9% 3.7% 2.5% 1.7%
10万円〜20万円未満 28% 22.5% 24.2% 25%
20万円〜30万円未満 42.7% 44.7% 40.2% 46.7%
30万円〜40万円未満 14.7% 16.3% 16.5% 16.6%
40万円〜50万円未満 5.9% 8.2% 8.2% 6.7%
50万円以上 1.5% 4.4% 6.4% 1.7%
平均価格 21.9万円 25.5万円 25.1万円 23.8万円
24歳以下の女性は、あまりブランドにこだわりの傾向がなく、高価な指輪を選ばない傾向にあります。
社会人を経験した25歳以降はジュエリーのブランドに詳しくなり、憧れのブランドから結婚指輪を選ぶようです。
定番のカルティエやティファニーを選ぶと、結婚指輪の相場はかなり高くなります。
一方で、35歳以上に注目すると25歳〜34歳と比べて少し価格が低くなっています。
給与や貯金があっても、新生活を充実させるため堅実な結婚指輪の選び方をしているからだと言えるでしょう。
20万円〜25万円が相場であるものの、年齢によって若干の価格差が出てきます。
結婚指輪の費用を抑えるためのポイント
一生に一度の結婚指輪を奮発したい気持ちはあるものの、婚約・結婚には何かとお金がかかります。
たとえば、結婚式に350万円、引越しや新生活をスタートさせるために100万円程度はかかるでしょう。
そこで、以下のポイントを知っていれば、満足いくデザインでありながらも費用を抑えることができます。
1. ハイブランドを避ける
2. 宝石を付けない
3. ゴールド素材を選ぶ
4. 幅の細いデザインを選ぶ
ポイントを知っていれば、賢い選択ができますよ!
◆ハイブランドを避ける
予算を低くしたいのであれば、ハイブランドを避けましょう。
同じ価値の宝石やデザインであっても、ハイブランドというだけで高くなってしまうからです。
「結婚指輪といえば〇〇!」という固定概念があるかもしれませんが、ブランドに思い入れがないのであれば高い金額を支払ってまで購入する必要はありません。
もちろん、「憧れがある」「昔から結婚指輪はXXと決めていた」といったブランドであれば、高くても購入する価値は十分にあります。
ただ、予算を考えるとハイブランドは避けた方が無難です。
◆宝石を付けない
宝石にこだわりがないのであれば、宝石なしの結婚指輪を選びましょう。
宝石をたくさん付けると、その分高くなるからです。
『ゼクシィ結婚トレンド調査 2019 -首都圏版-』を見ると、24%の人は宝石を付けていません。
4人に1人は宝石を付けていないため、特におかしいことではないでしょう。
宝石がなくても素敵なデザインはたくさんあります。
とはいえ、「せっかくの結婚指輪だから宝石をつけたい」「普段ジュエリーを買わないから結婚指輪には宝石をつけたい」という人もいますよね。
そのような人は、小さいメレダイヤなどを選ぶことで費用を抑えることが可能です。
◆ゴールド素材を選ぶ
素材にこだわりがないなら、プラチナより価格が低いゴールドを選びましょう。
一般的に結婚指輪にはプラチナが選ばれることが多いですが、2人ともゴールドにすれば2.5万円ほど安いです。
ゴールドを選ぶメリットは、他にも以下のようなものがあります。
● 錆びにくい
● カラーバリエーションが多い
● 変色に強い
このようなメリットを感じて、ゴールドを選ぶカップルは増加しています。
もちろん好みはありますが、ホワイトゴールドであればプラチナとほとんど同じ見た目です。
一度、二人で相談してみましょう。
◆幅の細いデザインを選ぶ
幅の細いデザインを選ぶと、低価格になる傾向にあります。
なぜなら、素材を使う量が減るからです。
原価が下がるため、販売価格も抑えられます。
幅の細いデザインの特徴は、以下の通りです。
● 華奢で上品な印象
● 指輪が目立ちにくく身に着けるシーンを選ばない
● 手が小さい人や指の細い人におすすめ
● 婚約指輪と重ね付けしやすい
もし、幅にこだわりがないのであれば、2mm程度の細いタイプの指輪も試してみましょう。
あなたの手に似合うのであれば、費用も抑えられるので一石二鳥です。
費用を抑えたいなら手作り結婚指輪で思い出づくりをしよう!
もし、費用を抑えつつこだわりのデザインを実現させたいのであれば、手作り結婚指輪を検討しましょう。
手作り結婚指輪の相場は2人で15万円程度と、全体の相場より大幅に低いです。
AIGISであれば、2人で8万円〜制作できます。
また、AIGISは、お二人が考える理想のデザインを実現させます。
素材や幅はもちろん、アームの形や宝石の入れ方、刻印など相談しながら決定していきましょう。
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