結婚指輪がゆるいと感じたら?その原因とサイズの直し方を解説
「あれ、結婚指輪がゆるい?」
「結婚指輪がゆるくなってしまう、そもそも原因って何なの?」
「ゆるくなってしまったら、どうやって直せばいい? 応急処置は可能?」
大切な結婚指輪がゆるくなってしまうと、紛失しそうで不安になりますよね。
しかし、「結婚指輪を切る=縁が切れる」と言われており、サイズ直しもちゅうちょしてしまうものです。
今回は、結婚指輪がゆるくなる原因と、正しい対処法と共に、自力で切らずにできる指輪サイズの直し方もご紹介いたします。
目次
結婚指輪がゆるくなる4つの原因
そもそも結婚指輪がゆるくなる原因には、どのようなことが考えられるのでしょうか。
結婚指輪がゆるくなる原因は、4つです。
- 購入時に指がむくんでいた
- 体重・体脂肪の減少
- 産前・産後の体型の変化
- 体調不良
①購入時に指がむくんでいた
結婚指輪を購入した時に指がむくんでいた場合は、後に指輪がゆるいと感じやすくなります。
指はアルコールや塩分の摂り過ぎなどが無かったとしても、時間帯や季節の変化など、ちょっとしたことでむくむことがあります。
例えば、指がむくみやすい夏に結婚指輪を購入した場合、寒さで血管が収縮する冬になると、指輪が「0.5~1号」ほどサイズダウンすることも珍しくありません。
結婚指輪を購入する時は、購入する時期や時間帯で指のサイズが変化することを見越しておきましょう。
②体重・体脂肪の減少
体重、体脂肪が減少すると、指輪もゆるくなります。
指は瘦せにくいと言われていますが、指も体の一部であることに変わりはないため、体が痩せると、指もある程度瘦せていきます。
体重、体脂肪が減った分だけ、自分にぴったりな指輪の号数も下がっていくものと考えておきましょう。
③産前・産後の体型の変化
女性の場合は、産前・産後の体型の変化で指輪がゆるくなることは非常によくあります。
一般的に、産後は太るイメージがありますが、母乳育児やホルモンバランスの乱れにより、産前より10kg以上痩せてしまう方も少なくありません。
前述のように、体型が痩せると指も細くなりますので、産前より瘦せた新米ママさんは、結婚指輪がゆるくなります。
④体調不良
体調不良を起こしている時も、指輪がゆるく感じやすくなります。
一時的な体調不良であれば、体調が整えば元の結婚指輪を付け続けられますが、むくみもなく、ダイエットもしていないのに指輪がゆるくなってきた場合は要注意です。
指輪のきつい、ゆるいは健康のバロメーターでもありますので、自分でも気付かない間に指輪がゆるくなってきた場合は、体調の変化を確認してみましょう。
結婚指輪がゆるいことを判断する4つの基準
結婚指輪が「ゆるい」ことを判断するには、いくつかの基準があります。
結婚指輪がゆるいことを判断する基準は、次の4つです。
- 指輪と指の間の幅が余っている
- 指の根元でくるくる回る
- 手を握った時に隣の指にあたって痛い
- ハンドソープ・クリームを使うと抜け落ちる
①指輪と指の間の幅が余っている
1つ目は、指輪と指の間の幅が余ってしまっている場合です。
毎日付け続ける結婚指輪は、ちょっとした体調の変化や、むくみの状態で指輪と指の間に隙間ができてしまうことは、さほど珍しくありません。
もし常に指輪と指の間に隙間がある状態であれば、結婚指輪がゆるくなっていることを疑ってみる必要があるでしょう。
②指の根元でくるくる回る
2つ目は、指の根元で結婚指輪がくるくる回っている場合です。
結婚指輪は付け外しを想定して作られていないため、指輪が根元で回ってしまうようなら、既にサイズが合わなくなっているかもしれません。
指の根元にきちんと固定しない指輪をはめ続けると、トイレや洗面台に落としたり、外出先で紛失する恐れがあります。
指の根元で結婚指輪がくるくる回り始めたら、既に指輪のサイズがゆるくなってきていることを疑ってみましょう。
③手を握った時に隣の指にあたって痛い
3つ目は、手を握った時に隣の指にあたって痛い場合です。
例えば、ちょっと手を動かしただけで結婚指輪が隣の指にコツコツあたるようなら、隣の指がアザになってしまうこともあり、そのまま付け続けるのはおすすめできません。
結婚指輪のサイズ直しは「縁起が悪い」などと言われるため、ついそのまま付けっぱなしにしてしまいますが、痛みを感じたら、明らかに指輪のサイズがゆるくなってきていると判断しましょう。
④ハンドソープ・クリームを使うと抜け落ちる
4つ目は、ハンドソープ・クリームを使うと抜け落ちる場合です。
結婚指輪は入浴中や洗面中でもほぼ外さない前提で作られていますので、通常、ハンドソープやクリームを使ったぐらいで抜け落ちることはありません。
ハンドソープやクリームが指輪に触れて簡単に抜け落ちてしまうようなら、指輪のサイズがゆるくなっている目安となります。
結婚指輪がゆるい場合の3つのおすすめ対処法
結婚指輪がゆるくなってしまった場合の適切な対処法には、どのような方法があるのでしょう。
結婚指輪がゆるい場合のおすすめ対処法は、次の3つです。
- 購入店舗に相談する
- リフォーム専門店に相談する
- ペンダントにする
①購入店舗に相談する
まず購入店舗に相談することをおすすめします。
指輪のサイズがゆるくなってしまった場合は、指輪を切って適切なサイズにくっつけ直すのが定番の修理方法です。
ただ、結婚指輪を切ってサイズ直しするのは、「縁起が悪い」ことを気にする方も少なくありません。
結婚指輪を取り扱うブランドやメーカーの中には、わずかな費用で新品と交換など、切らずにメンテナンスしてくれるところもあります。
「購入店舗に相談する=切ってサイズ直しする」と思い込まず、率直に要望を伝えてみましょう。
②リフォーム専門店に相談する
結婚指輪を切ってサイズ直しする決心ができている場合は、リフォーム専門店に相談するのもおすすめの方法です。
結婚指輪を購入した時期によっては、購入した店舗より、リフォーム専門店に持ち込んだ方が安くサイズ直しできることがあります。
結婚指輪は、よほど特殊なデザインでない限り、どのリフォーム専門店でも修理が可能ですので、一度最寄りの店舗に費用を見積してもらいましょう。
③ペンダントにする
どうしても結婚指輪を切って修理したくない場合は、いっそのこと、ペンダントにしてしまう手もあります。
結婚指輪を長期間はめ続けると、サイズ変化の問題もありますが、紛失や汚れ、傷など、他のリスクがない訳でもありません。
しかし、ペンダントにすれば、サイズ変化を気にすることなく、ずっと結婚指輪を身に付けておくことができます。
結婚指輪を指にはめ続けることにこだわらないのなら、ペンダントにすることも検討してみてはいかがでしょうか。
結婚指輪がゆるい時の5つの応急処置方法
「何とか切らずにゆるい指輪を付け続けるにはどうすべき?」
結婚指輪は、基本的に一生モノとして購入するものなので、できれば切らずにはめ続ける方法を考えたいですよね。
結婚指輪がゆるい時に自力で簡単にできる応急処置方法は、次の5つです。
- ピタリングを使う
- リングアジャスターを使う
- リングテープで隙間を埋める
- 歯科矯正用のワックスを塗る
- 指輪を重ね付けする
①ピタリングを使う
ピタリングとは、ポリプロピレン樹脂でできた指輪止め用のアイテムです。
実際の「ピタリング」の商品の様子や使い方を撮影した動画もありますので、こちらも合わせてご覧ください。
ピタリングの使い方は、とても簡単で、枠から外し、指輪をはめて指と指輪の間にピタリングをはさみ込みます。
ピタリングは、薄型、厚型、細幅、幅広など、指輪のタイプに合わせて選べるようになっていますので、どんな指輪でもサイズを縮めることができます。
②リングアジャスターを使う
リングアジャスターは、シリコンや樹脂でできた指輪用サイズ調整アイテムです。
コイル状にくるくる巻き付けるタイプや、コの字型で指輪の内側にはめてサイズ調整できるタイプなど様々なものが販売されていますが、どのタイプもゆるくなった指輪をしっかりと止めておくことができます。
リングアジャスターは、無色透明で外から目立ちづらいので、切らずに結婚指輪をはめ続けたい方に向いています。
③リングテープで隙間を埋める
リングテープは、ゆるくなった指輪を手軽に隙間を埋めてサイズ調整できるアイテムです。
好きな長さに切って使えるので、リングアジャスターやピタリンのようなゴロゴロするような異物感が一切ありません。
ただし、リングテープはあくまでテープですので、汗や熱で剝がれやすい性質があるため、本格的なサイズ調整ではなく、あくまで応急処置の目的で使うようにしましょう。
④歯科矯正用のワックスを塗る
歯科矯正用のワックスを指輪の内側に塗ることで、ゆるくなった指輪の落下防止になります。
道具を使わず指輪を止めるなら、マニキュアを指輪の内側に塗布する方法もありますが、結婚指輪などの大切な指輪にマニキュアを塗ると変色の恐れがあるためおすすめできません。
歯科矯正用のワックスは、人間の歯に塗っても問題ないアイテムのため、変色しにくく、安全に指輪の滑り止めとして使うことができます。
⑤指輪を重ね付けする
大切な結婚指輪に補助器具を一切使いたくない場合は、指輪を重ね付けする方法もあります。
やり方としては、ゆるくなった結婚指輪の上から、ややぴったり目の指輪を重ねてはめます。
指輪の重ね付けは、後からはめた指輪がゆるくなった結婚指輪のストッパー役になりますので、結婚指輪を失くしたり、落としたりする心配がなくなりますよ。
まとめ
今回は、結婚指輪がゆるいと感じる原因と、自力でできる直し方についてお話させていただきました。
当記事でおさえておきたいポイントをまとめると、以下の通りです。
- 結婚指輪は体調や季節、産後の体型変化でゆるくなることがある
- ゆるくなった結婚指輪のサイズ直しは、まず購入店舗に相談しよう
- ゆるくなった結婚指輪は補助器具を使えば応急処置できる
結婚指輪が「ゆるくなる」のは、長い結婚生活の中で「来るべき時が来た」と言えるほど、いつかは訪れる、普通のことなのです。
ただし、ゆるくなった結婚指輪を我慢して付け続けると、最悪の場合、大切な指輪を紛失してしまうかもしれません。
結婚指輪がゆるくなった事に気付いたら、すぐに適切な方法で対処するようにしましょう!
また、AIGISでお作りいただいた結婚指輪は、お渡し日から3年間のアフターサポートも行っております。
お客様がお作りになった、世界に1組しかない結婚指輪がキツくなってしまった・ゆるくなってしまった…といった場合のご相談も伺えます。
そのため、安心して長期に渡って身につけていただけます。