手作りペアリング・結婚指輪でも金属アレルギーは発生する?原因と注意点を解説
手作りペアリングでも金属アレルギーって起きるの?
「手作りペアリングでも金属アレルギーって発生するのですか?」
「金属アレルギーが起きにくい金属を知りたい」
「金属アレルギーを起こさないために注意すべきを知りたい」
金属アレルギーで悩んでいる方は意外と多いです。
大切な恋人とペアリングをつけたくても、金属アレルギーが理由で諦めてしまう方も少なくありません。
そこで本記事では、金属アレルギーについて詳しく解説します。
金属アレルギーが起きにくい素材や金属アレルギーをできるだけ回避する方法などもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ペアリングにおける金属アレルギー
まず結論ですが、手作りペアリングでも金属アレルギーは発生します。
既製品・手作りにかからず、残念なことに金属アレルギーが発生する可能性はあるのです。
しかし、金属アレルギーについて詳しく知っておくことで、発生を可能な限り避けることは可能です。
金属アレルギーについて詳しく見ていきましょう。
①金属アレルギーになる原因
金属アレルギーは、金属アクセサリーや時計が肌に触れている部位に発赤やかゆみ、水疱、湿疹などが金属アレルギーの典型的な症状として挙げられます。
中には、歯科用の金属でも同様の反応が起こることもあります。
現代社会では金属に接する機会が増えたため、金属アレルギーを持つ人が多くなっていると言われているのです。
汗に含まれた微量の金属が体内に入ると、体の免疫システムがアレルギー反応を起こすことが有り、これが腫れやかゆみといった症状が現れるのです。
②金属アレルギーになりやすい素材
ニッケルやパラジウムなどの金属は、金属アレルギーを発症させる可能性が高い素材です。
特に注意が必要なのが、以下の3つです。
- パラジウム
- ニッケル
- 銅
それぞれの素材について詳しく見ていきましょう。
パラジウム
パラジウムは、プラチナやゴールドなどの貴金属に多く混ぜられているほど身近な存在です。
白い輝きを持つパラジウムは、プラチナ製の指輪に配合されることが多く、リングアクセサリーにも使用されているので注意が必要です。
また、ホワイトゴールドやピンクゴールド、シャンパンゴールドなどにも利用されていることが多いため、ジュエリー購入時にはよく確認しておきましょう。
プラチナやゴールドなどの結婚指輪やペアリングをつくる際は、このパラジウムがどれぐらい含まれているのか、店舗に確認することをオススメいたします。
ニッケル
ニッケルは、アレルギー反応を最も引き起こしやすい金属の1つに挙げられます。
ニッケルは汗に溶けやすい性質があり、パラジウムと同様の特性を持つため、パラジウムアレルギーの人はニッケルにも反応しがちです。
ジュエリー以外にも、調理器具や眼鏡、硬貨などにニッケルは多く使われており、身の回りに存在する金属です。
合金製品にもニッケルが含まれていることが多いので、アレルギーの人は気をつけなければなりません。
銅
パラジウムやニッケルほどではありませんが、銅も金属アレルギーの原因になり得ます。
体質によっては、銅がアレルギー発症の引き金となるケースもあります。
ピンクゴールドに多く使われている銅ですが、実はイエローゴールドにも一定量含まれていることも。
ゴールドの種類によって銅の配合量が異なるため、カラーゴールドを選ぶ際は素材を確かめることが大切です。
ただし、直接これらの素材の指輪でなくとも、これらの金属を配合された指輪素材の場合、金属アレルギーが起こる可能性があるため、確認と注意が必要です。
素材 | この金属が含まれる可能性のある指輪 |
---|---|
パラジウム | プラチナ、ゴールド (特にホワイトゴールド、ピンクゴールド、シャンパンゴールドに多い) |
ニッケル | ホワイトゴールドなど |
銅 | ピンクゴールド、イエローゴールド |
③金属アレルギーになりにくい素材
逆に金属アレルギーを引き起こしにくい素材もあります。
代表的なものとして以下の素材が挙げられます。
- プラチナ
- ゴールド
しかし、指輪では上記の素材に加えてパラジウムやニッケル、銅などの金属が混ぜられている場合があるので注意が必要です。
そのため、金属アレルギーを起こしにくいと言われている素材であっても、どのような金属が配合されているかを慎重に確認しましょう。
④絶対に金属アレルギーが起きない素材はあるの?
金属アレルギーを起こしにくい素材はありますが、100%アレルギーが発症しない素材は存在しません。
人間一人ひとりの体質が異なるため、万人に安全と断言できる金属はないのです。
しかし、アレルギー反応のリスクが格段に低い金属はあります。
その代表格がチタンです。
チタンは軽量で丈夫なだけではなく、イオン化しにくいため、アレルギー発生のリスクが低い金属とされています。
しかしその一方で、チタンは金やプラチナと比べて加工しにくい傾向があるため、細かい装飾には向いていません。
そのため、シンプルなデザインになってしまうことも多くあります。
また、希少な素材のためコストも高く、納期も長くなりがちです。
デザインの選択肢は限られてしまいますが、安全性を優先したい場合は、チタンのリングも検討してみると良いでしょう。
金属アレルギーの方が指輪を着ける際に注意するべきこと
少しでもアレルギーの発症を抑えたい場合は、指輪をつける際に気をつけるべきポイントがあります。
- 購入前に3つの素材が配合されていないか確認する
- 汗をかく場面では着用しない
- 常に清潔にしておく
それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。
①購入前に3つの素材が配合されていないか確認する
購入前に3つの素材が配合されていないか確認しましょう。
パラジウム・ニッケル・胴などの金属が混合されていると、金属アレルギーが起きやすくなります。
金属アレルギーは、汗や体液に溶け出した金属イオンが体内に入り、免疫反応を引き起こすことで発症します。
種類が違う金属が混ざると、溶け出す金属イオンの種類が増えるため、アレルギー反応がおきやすくなるのです。
金属の種類が複数混ざっているほど、アレルギーリスクは高くなる傾向にあるため、素材を選ぶ際は、混ざっている金属の種類をしっかり確認しておきましょう。
不安な場合は、店舗で直接聞いてみるとよいです。
AIGISでは金属アレルギー対策として、金属の特性によってアレルギーの起きやすさなどのアドバイスをしています。
これまでどのような場面や素材でアレルギーが出たのかも相談しながら、どの素材を選ぶか決めていくといいでしょう。
②汗をかく場面では着用しない
金属アレルギーが発症する大きな原因の一つに「汗」が挙げられます。
汗には微量の金属イオンが溶け出すため、それが皮膚に吸収されてアレルギー反応を引き起こしてしまうのです。
そのため、できる限り汗と触れないように意識する必要があります。
運動や入浴、サウナを利用する際は、事前にアクセサリーを外しておきましょう。
また、夏場の暑い環境下でも、リングの中が蒸れて汗をかきやすくなります。
着用する場面は限られてしまうかもしれませんが、なるべく汗をかく場面では着用を避けるようにしましょう。
③常に清潔にしておく
指輪の手入れも金属アレルギー対策に重要です。
汚れや汗が付いたままにしておくと、カビや細菌が繁殖しやすくなります。
アレルギー反応を抑えるだけでなく、指輪の美しさを長く保つ上でも、適切な手入れが不可欠なのです。
指輪の拭き掃除には、ジュエリー専用クロスを使うのがおすすめです。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を少し加えたぬるま湯に浸してから、やわらかい布で優しく磨いてみてください。
定期的な手入れを心がけることで、カビや細菌の発生を最小限に抑えられ、ペアリングも快適に着用できるようになるでしょう。
AIGISの手作りのペアリングなら金属アレルギーに配慮した指輪が作れる
金属アレルギーに配慮した指輪が欲しいなら、手作りのペアリングがおすすめです。
AIGISではさまざまな素材が揃っており、2人にぴったりのペアリングになるようにサポートしてくれます。
金属アレルギーに配慮した指輪で、思う存分ペアリングを楽しんでみませんか?
ここからは、AIGISの魅力をご紹介します。
①手作りなら実際に素材を触りながら制作できる
AIGISの手作りペアリング体験では、職人から直接指導を受けながら、素材に実際に触れて制作できます。
金属の質感や特性を、自分の五感で実感しながら進められるため、自分に合った素材を選べるはずです。
例えば、プラチナの高級な輝きを肌で実感したり、ゴールドの肌馴染みの良さを感じたりなどですね。
②金属アレルギーになりにくい素材も揃っている
プラチナはアレルギーが出にくい素材として人気があるため、金属アレルギーの方でも選びやすいでしょう。
金属アレルギーが気になる人は、スタッフと相談しながら素材を決めていくのがおすすめです。
③指輪の幅やサイズを柔軟に変更できる
AIGISの手作り指輪体験では、リングの幅やサイズを制作段階で自由に変更できるのが大きな強みです。
おふたりのニーズに合わせて細かな調整をしてくれます。
例えば金属アレルギーがある方は、接触面積が少なくなる細身の指輪がおすすめです。
金属アレルギーが不安な旨をスタッフに伝えれば、どのような幅やデザインにすれば良いかをアドバイスしてくれるので、気軽に相談してみると良いでしょう。
また、男女で異なるサイズ感に対応できるなど、細かなこだわりにも柔軟に対応できるのが手作りの良さです。
金属アレルギーになってしまったら、まずは医師やクリニックに相談しよう
もし実際に金属アレルギーになってしまった?と思った場合は、まずは医師やクリニックにご相談することをオススメします。
実際に発生したアレルギー症状についてはジュエリーショップや工房では、医学的なアドバイスをすることが難しいため、実際に指輪を身に着けていてかぶれなどの症状を感じたら、専門家である医師・クリニックにご相談するようにしましょう。
基本的に、金属アレルギーについては皮膚科の範囲となるため、最寄りの皮膚科に、まずはご相談いただくのがベストです。
まとめ:手作りペアリングで金属アレルギーのリスクを軽減しよう
本記事では、金属アレルギーについて詳しく解説しました。
金属アレルギーの方でもリスクが少なく、身に付けられる素材はあります。
特に、プラチナやチタンなどは金属アレルギーが起こりにくい素材なので、ペアリングを選ぶ際の参考にしてみると良いでしょう。
また、AIGISでは、ペアリングでも一部、プラチナやK18の金属を取り扱っています。
金属アレルギーの方でも楽しんで着用できるように、スタッフの人も親身にサポートしてくれるので、安心してください。
2人の思いがこもった手作りペアリングで、金属アレルギーに負けることなく、おしゃれを楽しみましょう!